
月1回発行のメールマガジンを毎月初に配信しています。保険に関する情報や身近な時事情報をお届けしています。
ご登録いただいた配信先は、当メールマガジンの配信のみに使用いたします。また配信が不要になった際の解除も簡単に行えますのでご安心してお試しください。
前月までに配信したメールマガジンの記事のみをバックナンバーとして公開しています。
実際のメールマガジンには、記事以外に、保険レポートが含まれます。月初での配信や保険レポートの送付もご希望の場合は、是非メールマガジンへのご登録をお願い致します。
11月に入りました。早いもので今年も残り2ヶ月ですね。
私は、毎月1回~2回、新潟に出張しています。
10月22日~23日に出張したときは、上越新幹線が半額、宿泊先のホテル日航新潟が35%OFF、さらに15%分のクーポンをいただきました。
現在、政府でGOTOトラベルキャンペーンが実施されており、加えてJR東日本で「お先にトクだ値スペシャル」というキャンペーンが実施されており、JR東日本管轄の新幹線と在来線特急が半額(50%OFF)で乗車できます(20日以上前の予約要)。
また、年末に家族と旅行でもと思って箱根湯本周辺のホテルや旅館の予約をしようと思い、よさそうなところ10件に電話やネット予約を試みましたが、すべて満室で断られました。
やっと1件、予約できそうな旅館がありましたが、料金が高すぎて費用対効果が合わないと思い、箱根を断念し、他の場所に行くことにしました。
今、年末にかけて、旅行需要は非常に高まっていると感じます。
コロナで危機的な状況だった観光業界にとって、このGOTOトラベルの恩恵は大きいと思います。
税金の大判振る舞い、感染拡大の懸念など、いろいろとデメリットもあるのかもしれませんが、私は人が往来することによる経済的なメリットの方が大きいと思うし、今回のGOTOトラベルの経済効果は想定以上に大きいと感じています。
現在、ホテルもレストランも感染防止のための対策は徹底されています。
私自身、宿泊や食事をすることによる感染リスクを感じることはほとんどありません。
今後、GOTOトラベルは、ビジネス利用の場合には制限がかけられるようですが、プライベート利用の場合にはまだまだ利用できます。
価値観はさまざまですが、家族旅行などに出かける場合には、キャンペーンを利用すると本当にお得です。
以下、キャンペーンの概要をリンクしておきますので、ご関心のある方は是非ご覧ください。
1.GOTOトラベル 旅行者向け公式サイト
2.えきねっと限定 お先にトクだ値スペシャル
秋本番です。
食欲の秋、芸術の秋、観光の秋、スポーツの秋。
コロナは油断できませんが、それぞれが感染防止に努め、少しでも日本の美しい秋を楽しめるといいですね。
今月もよろしくお願いいたします。
今日から10月に入りました。
ここ数日の東京は急に涼しくなり、例年よりも秋の訪れが早いような気がしています。
先日の4連休は、各地の観光地で相当賑わったようですね。
今までの自粛によるストレスが一気に発散された印象です。
東京は電車も飲食店も混みはじめました。
ですが、引き続きコロナは油断できない状況にあり、私自身も気を付けたいと思っています。
飛行機や飲食店でマスクをする・しないでトラブルになっているケースが目につきますね。
私は、その施設、お店の定めたルールには従うべきだと思っています。
しかし、コロナへの緊張感が少しずつ薄れるなか、自粛派と経済優先派のような考え方の違いが目立つようになっていると感じます。
遅くまで営業する飲食店を非難したり、逆に、コロナに神経質になっている人に対して気にし過ぎだと揶揄したり。
コロナは、年齢や既往症、家族構成やライフスタイル、その他さまざまな事情によって、その警戒度合いは全く違います。
実際、重症化する危険度も全く違います。
なので、個々の価値観の違いは私たち一人一人がお互いに尊重しなければならないと思っています。
自粛派は経済優先派を非難し、経済優先派は自粛派を非難する。
これは一見、立場は違うようにみえても、両者とも「心根」は同じだと考えます。
それは、人を変えよう、という心根です。
もちろん自分自身の行動が誰かに迷惑がおよぶことは自重しなければなりませんが、自分の価値観を押し付け合うということも避けなければいけないと考えます。
今まで何度も書いてきた言葉ですが、以下の言葉は、コロナ対応にも適用できると思います。
過去と他人は変えられない。
未来と自分は変えられる。
私たち一人一人が価値観の違った相手を尊重しあう。
私自身もそうありたいと思っています。
今月もよろしくお願いいたします。
先月のメルマガで間違いがありました。
「理学療養士、言語療養士、作業療養士」と記載しましたが、正しくは、「理学療法士、言語聴覚士、作業療法士」でした。
お詫びして訂正いたします。
ご指摘いただいたY様、ありがとうございました。
本日から9月に入りました。
今朝の東京は小雨が降っており、半袖では肌寒いくらいの気温で、季節の変わり目を感じています。
先週、8月28日に安倍総理が健康上の理由で辞任を表明されました。
7年半にわたる国政へのご尽力に敬意を表したいと思います。
今月の早い時期に次期の総理大臣が決まるようです。
コロナ禍に不況対策など、課題は山積みですが、新しいリーダーの舵取りに期待したいと思います。
話題は変わりますが、3月中旬に不運にも伯父が交通事故に遭いました。
当日に救急車で緊急搬送され、大学病院のICUに1ヶ月半の入院、リハビリ病院で約3ヶ月の入院を経て、8月上旬に退院しました。
その間、私は、病院・保険会社・役所・地域包括支援センター・その他関連各所との窓口として携わりました。
伯父の療養期間のなかで一番強く感じたことは、日本の医療・福祉体制は、非常に充実していてすばらしいということです。
・高齢者医療制度により医療費は1割負担で高度な医療を受けられること。
・高額療養費制度により月額の自己負担医療費は50,000円以下であること。
・リハビリ病院では、理学療養士、言語療養士、作業療養士の各有資格者から高度で専門的、科学的なリハビリ療養が受けられること。
・面会禁止やさまざまな対策によりコロナはじめとする感染症対策が徹底されていること。
・病院、自治体、地域包括支援センターなどの関連機関の連携により必要なハード、ソフト両面の支援が受けられること。
・要支援2の認定により、自宅の手すり取付など在宅介護のための改修が介護保険の適用となり自己負担の工事費は1割ですむこと。
・週に2度のデイサービスの利用が介護保険の適用となり低料金でサービスを受けられること。これにより家族の介護負担が軽減できること。
・民間の医療保険や傷害保険、公的な健康保険の組み合わせにより、医療費や介護費用の経済的な自己負担はほぼなくなること。
・医師や看護師、その他の医療従事者は、使命感が高く献身的で思いやりのあるサービスを提供してくれること。
・在宅介護にともない、定期的な訪問看護により医療的な支援を継続的に受けられること。
ちょっと思いつくままに挙げてもこれだけの恩恵を受けることができました。
他国のことは分かりませんが、日本の医療・福祉体制はすばらしいと思います。
伯父も伯母も80代です。
退院したとはいっても、これからの在宅介護は伯母にとっても大きな負担となると思います。
私はこれからも親族として、保険担当者として、ファイナンシャルプランナーとして、できるかぎりのサポートをしていきたいと思っています。
新型コロナウイルスは、感染拡大がピークアウトしていく傾向にあるとはいえ、まだまだ油断はできません。
ですが、欧米に比べて日本は、感染者も死亡者も圧倒的に少ないということは事実です。
これにはさまざまな要因があると思いますが、日本の医療技術や医療体制がしっかりしていることも大きな要因の1つであるのではないでしょうか。
これは、伯父の入院療養を身近でみて強く感じたことです。
医療従事者の方々には感謝しています。
まだまだ先は長いかもしれませんが、新型コロナウイルスは終息する方向には向かっていると思います。
自粛と緩和、感染防止と経済活動、どちらにも極端にならずに、ねばり強く、自覚を持って、コロナと向き合っていきたいと思っています。
今月もよろしくお願いいたします。
8月に入り、東京もやっと梅雨が明けました。
これから夏本番ですね。
7月5日に母校佼成学園野球部のOBによる選手激励会がグランドで行われました。
今年はコロナ禍により、甲子園大会は中止。
ですが、各都道府県では独自大会が実施されており、佼成学園も、西東京大会に出場しています。
激励会では、歴代のOBが集まり、寄付金による記念キャップの贈呈、一部のOBからボールの寄付などが手渡され、代表OBより選手たちへ激励の言葉が発せられました。
30年前に毎日練習に明け暮れた同じグランドでの激励会。
非常に感慨深いものがありました。
そのなかで3年生の選手一人一人が意気込みと思いを発表してくれました。
・コロナ下でも最後の大会ができることに感謝
・練習の成果を発揮する
・全力で戦いよい結果を出す
など、それぞれが、前向きで明るい気持ちで話してくれました。
甲子園が中止になったことを悔いるような発言は一切ありませんでした。
今、与えられた環境でベストを尽くす、という姿勢は、私たち大人も学ばなければいけないと感じました。
佼成学園は順調に勝ち進み、今、ベスト8に勝ち残っています。
そして、本日、日大三高とベスト4をかけて対戦します。
選手の家族しか応援に行けないので、球場での応援は叶いませんが、心から勝利を願っています。
コロナ禍が再拡大しており、終息の目途が立ちません。
この状況のなかで、私たちはどのような行動を取るべきか。
それぞれの立場でよく考え、マスコミや報道だけに振り回されず、主体的に行動していくことが大切だと思います。
高校球児たちの、熱く、前向きな姿勢を励みにしながら、しっかりと前を向いて歩んでいきたいと考えています。
今月もよろしくお願いいたします。
早いもので今年も半分が終わり、今日から7月を迎えました。
私は、本業とは別に、小金井と新潟で書道教室を開催しています。
小金井は5年前から、新潟は4年前から月に1度の割合で参加者に指導しています。
ここ数カ月、コロナ禍で中断していましたが、6月は、小金井・新潟ともに、久しぶりに教室開催しました。
どちらも通常通りに参加者が集まり、集中して書道に取り組まれました。
全体をみながら、いつも以上に真剣に作品制作に励んでいる印象を受けました。
やはり、こうした対面での文化活動というのは、私たちにとって大切なものだと実感しました。
限られた時間のなかで、日常の生活や仕事を離れて、一つのことに集中して向き合う。
そして美や技術を磨く。
こうした文化活動は精神を豊かにし、また日常の生活や仕事にも気づきや深さや幅を与えてくれるものと考えています。
いつまた中断せざるを得ない状況になるか分からないので、こうした時間を大切にしたいと思っています。
古く中国では唐の時代に三大書家が現れ、日本では平安時代や江戸時代に書やその他の文化が花開きました。
共通するのは、みな平和な時代です。
平和だからこそ、不要不急の活動ができ、結果として経済や文化が発展するのだと思います。
コロナ禍がおさまり、平和な日常が戻ることを願っています。
東京ではここ最近、また感染者が増えています。
私たち一人ひとりが自覚を持ち、感染防止対策を徹底していくことが何よりも重要だと思いを強くしています。
私自身も自分自身の行動を律し、今できること、やるべきことをしっかりと選択しながら活動していきたいと思っています。
今月もよろしくお願いいたします。
今日から6月に入りました。
新型コロナウイルス感染拡大をうけた緊急事態宣言は、5月25日に全面解除されました。
経済活動は少しずつ再開され、本日6月1日から通常の勤務体制や営業体制に戻る企業や店舗も多いと聞いています。
私たちは、自粛力と医療技術を要因の一つとして、感染症を取りあえず収束させ、日常を取り戻しつつあります。
しかし第二波の懸念も指摘されており油断はできません。
私たちは、新しい生活様式を強く意識しながら定着させ、かつ、疲弊した経済を立て直すために新しい考え方と行動で事業活動を復興させなければならないと考えています。
京セラ創業者の稲盛和夫氏は、新しいことを成し遂げるための要諦として以下のように述べられています。
「楽観的に構想し、悲観的に計画し、楽観的に実行する」
構想段階では、「こうありたい」という夢と希望をもって、超楽観的に目標を設定する。
しかし、計画段階では一転して、悲観的に構想を見つめ直し、起こりうるすべての問題を想定して対応策を慎重に考え尽くす。
そして、実行段階においては、「必ずできる」という自信をもって、楽観的に明るく堂々と実行していく。
私は今のような事業環境には非常に重要な考え方だと思います。
なぜなら、このコロナ問題は、まだまだ終息には至らず、ワクチンや治療薬の開発・普及されるまで、再流行しては、自粛と緩和を繰り返し、不安定な状況が今後1年、2年と長期間続く可能性を念頭に置かなければならないと考えるからです。
そのため、
新しい生活様式を意識しながら、これからの事業活動や日常生活について、明るく楽観的な構想で目標設定をし、
しかし、その目標を達成させるための計画段階では、社会が再度自粛行動になり、事業活動が著しく制限されることを想定し、それでも現状維持か落ち込みを最小限に食い止められるような対応策を事前に考えておき、
経済が再開される実行段階である今からは、「必ずできる」と自信をもって、明るく前向きに行動していく。
このような考え方と行動の指針が重要になってくると考えています。
自粛期間中に、オンライン化が進んだり、新しい仕組みが整ったり、さまざまな創意工夫によるノウハウが生まれたりしています。
私自身は、コロナ前に戻ることを願うのではなく、新しいコロナ後の社会は、以前に比べ、より洗練された社会になるのだと信じ、当社と私自身をより成長させる機会としていきたいと思っています。
今月もよろしくお願いいたします。
今日から5月になりました。
緊急事態宣言の発令から3週間が過ぎましたが、新型コロナウイルスの感染拡大が終息せず、当初5月6日を期限とした緊急事態宣言発令期間がさらに延長される見通しのようです。
当社のお客様でも宿泊業や飲食業をはじめ、多くの業種業態で大きなマイナスの影響を受け、急激な経済的落ち込みは深刻です。
保険代理店の当社も、お客様訪問やお客様の来社を避けなくてはならない状況で、業務が著しく制限されています。
ですが、この危機を何とか乗り越え、生き残り、当社がより成長するための機会としたいと心を強く持つようにしています。
この苦難を乗り越えれば大きな自信にもつながるとも思っています。
私はこの難局に対し、以下のような心がけで毎日を過ごしたいと思っています。
1.今できること、やるべきことに全力を尽くす。
2.あきらめない。
3.希望を持つ。
4.新しい取り組みに挑戦する。
このようなことを思い、新たな取組みとして、4月からyoutubeを利用しての動画配信をはじめました。
生命保険に関連する役立つ情報を収録し配信しています。
新型コロナウイルスに関連する保険会社各社の特別措置などの解説もしています。
よろしければご覧ください。
また昨日、新型コロナウイルス関連の補正予算が成立し、中小企業・個人事業主向けの施策がはじまっています。
持続化給付金という制度で昨年と比べ売上が50%以上下がっている月があれば、法人で200万円・個人事業主で100万円が受取れる制度です。
本日5月1日から申請の受付がはじまっています。
概要を以下からご確認ください。
新型コロナウイルスが終息し、私たちの日常が戻ることを切に願っています。
当社は、私も従業員も、車や自転車で通勤し、公共交通機関の利用を避けて感染防止に努めています。
またお客様訪問や来社を控えてはいますが、メールや電話、オンライン面談などを通じ、お客様対応をはじめとする業務は通常通りに行っています。
ご相談があればいつでもお気軽にお問い合わせください。
新型コロナウイルスの感染が国内で広がっています。各自治体によると、国内での感染者は、3月31日午後10時までに216人の感染が新たに確認され、これまでの累計感染者は2135人に上っています。
とくに東京での感染者増加が顕著で、昨日新たに78人の感染者が確認され、累計では519人となりました。
3月30日の小池都知事の会見では、「爆発的な感染増になるかの岐路」と表現されており、私もそのように認識しています。
また、短期的な終息は見込めないようでもあり、私たちは、このコロナ問題と1年以上など長期的に向き合っていく覚悟を持たなければならないとも思っています。
しかし、一時の中国や、現在の欧米と比べれば、感染増と死者を圧倒的に抑制できていることも事実です。
私たち一人ひとりが自覚を持ち、自身への感染防止、他者への感染防止に努める行動が、今後の感染抑制につながるのだと思います。
各国では感染防止を図るため、国や自治体からの強力な権力の行使により、外出を禁止したりしています。
しかし、日本では今のところ、要請による自粛のみです。
私は、今こそ、日本人の底力を世界に見せるチャンスだと考えます。
国からの強制力なしに、「自粛」によって、この危機を乗り越えられる国民性を世界にアピールできる機会だと思います。
マスコミでは、身勝手な若者の行動や、買い占めをする高齢者の映像を流していますが、そんなのはごく一部です。
多くの若者もほかの世代と同じような秩序を保って行動しています。
高齢者だって私の知っている方は、利他的で品格のある方ばかりです。
感染防止のために避ける行動は、もうみんな知っていると思います。
あとは、一人ひとりが自粛によって、徹底するだけです。
そして多くの制約があったとしても創意工夫により経済活動も極力停滞せずにしていくべきだと思います。
私は、日本人はそれができると思うし、自粛によって、このコロナ問題を終息させることができると信じています。
そして、一年延期された東京オリンピックが開催されるとき、「jishuku」がそのまま世界標準の言語となり、日本が再び世界から注目されるようになることを願っています。
政治や医療体制について批判を言っても何も変わりません。だから専門家に任せるしかありません。
変えられるのは、私たち一人ひとりの行動のみです。
新型コロナウイルスの感染により影響を受けられたお客様に対して、保険会社各社で特別な対応や取扱いを開始しています。
各社によって違いはありますが主な取扱いは以下の通りです。
1.保険金・給付金の簡易請求
2.契約者貸付の利息減免
3.保険料払込猶予期間の延長
4.保険契約の更新手続きの遡及対応
5.保険契約の失効に関する特別措置
年度末を迎える3月に入りました。
新型コロナウイルスの感染拡大が続き、私たちの日常生活や経済活動に大きな影響を与えています。
このウイルスの真の危険度がどうかは別として、未知であることが一つの原因で、不安がさらなる不安を呼び、日本中、世界中がパニックになっています。
もうこうなると、しばらくはこの流れに沿って生活していくしかありません。
ウイルスも自然の一部であり、私たちは自然に勝てるわけがなく、生かされて生きているに過ぎないからです。
しかし、私たちは人類そして日本人は、これまでも戦争や経済危機、大地震や大水害など、幾多の危機を乗り越え、適応してきた実績があります。
今回の新コロナも必ず乗り越え、さらに私たちは強くなると信じています。
倫理研究所発行の栞の一節に以下のような文言があります。
私たちのあるべき暮らしぶりは「すなおな心」である。
すなおな心とは、ふんわりとやわらかで、何のこだわりも不足もなく、澄みきった張りきった心であり、これを持ちつづけることである。
これを今回の騒動にあてはめると、
「新型コロナウイルスが発生した。不況になる。そうなんだ。」と素直に現実を受け入れることだと思います。
報道や玉石混合の情報に触れることで「どうしよう!」と冷静さを失って慌てることではなく。
素直に現実を受け入れることで、今、やるべきことが見えてくるのだと思います。
日常生活や経済活動に多くの制約条件がつく現状のなかで、今できること、やるべきことは、個々の会社や個人によって様々です。
でも私たちひとり一人が、そうした素直な心で、今できること、やるべきことを模索し行動することによって、この騒動からの回復を少しでも早めるきっかけにつながるものと信じています。
コロナ騒動前と騒動後のビジネスのあり方は大きく変化すると感じています。
コロナ後の世界にどう順応するか。
自然界の掟は適者生存です。
強いものが残るのではなく、変化に順応したものが残ります。
まず肉体的にも経済的にも生き残る。
そしてこの騒動が収束したあと、私たちはさらに強くなり発展できる。
明日はきっとよくなる。
そう信じて、明るく前向きに過ごしたいと思います。
新型コロナウイルスによる感染拡大が一日でも早く収束することを願っています。
<追記>
新型コロナウイルスが原因での入院は、民間の医療保険の給付金対象となります。
保険会社によっては簡易請求が可能となるような措置を取っています。
何かご不安に思われる方は、保険会社や代理店へお問い合わせください。
当社のお客様については直接私が対応いたします。
いつでもお問い合わせください。
2月に入りました。今年は閏年なので2月29日までありますね。
中国湖北省武漢市で発生した新型コロナウイルスによる肺炎について、中国全土での感染拡大が止まりません。
日本でも現在のところは流行が認められるほどの状況ではありませんが、2月1日時点での国内感染者は20人となり、今後も感染者増加が予想されます。
これにより、生産や供給網に混乱をきたし、観光業や飲食業など経済的に大きなマイナスの影響を与えています。
私にも幼い子がいますので医療上の警戒はもちろんしていますが、それよりも、今後の日本経済や世界経済の減速などの影響が心配です。
今回の新型コロナウイルスは、まだ不明な点が多くあるものの、2003年のSARS、2012年のMERSに比べると、感染後、重症化するリスクはそれほど高くないとの見方もあり、通常の風邪やインフルエンザと同じような対策をすればよいとの認識もあります。
中国での感染者による致死率をみても(患者数:14,380人 死者数:304人 致死率:2.1%)、高齢者や持病がある方を除いては、それほど恐れる必要はないと私自身も思います。
私たちは、過度に感情的で非合理的なマスコミ報道に煽られることなく、日常の生活を守り、仕事など経済活動をしっかりとしていくことが大切だと思っています。
しかし予防や対策は必要です。
有効な対策は当たり前ですが、以下の通りです。
1.こまめな手洗い
2.うがい
3.手で眼・口・鼻を触れない
4.マスクをする
5.部屋を加湿する
また、もし感染したとしても、免疫力が高ければ、すぐに治ると考えています。
免疫力を高めるには、これも当たり前ですが、以下のことを心がけるとよいそうです。
1.適度な運動
2.規則正しい食事
3.睡眠をしっかりとること
4.体を冷やさないこと
特に、ジョギングやウォーキングなどの適度な運動がよいそうです。
また厚生労働省では事業者向けのQ&Aも掲載しています。
今回の感染症と労働基準法などに照らし合わせた労務上のQ&Aです。
事業者の方は参考になると思いますので合わせてご確認ください。
すでに欧米では中国人への差別的な態度が出てきているとのこと。
それがアジア系ということに発展し日本人へも差別の目が向けられるかもしれません。
また国内でもチャーター便で帰国した日本人を隔離しなかったことでメディアから厳しく非難されていた担当官僚が自殺したとの報道もありました。
本当に怖いのは、ウイルスでも経済減速でもなく、私たち人間の「心」なのかもしれません。
これを肝に銘じて、かけがえのない日常をしっかりと生きていきたいと思っています。
東京オリンピックを前に、この新型ウイルス問題ができるだけ早く収束することを願っています。
あけましておめでとうございます。
本日が仕事はじめの方が多いみたいですね。
今年もよろしくお願いいたします。
年のはじめに何の話題がいいか迷いましたが、昨年の春に現役大リーグを引退したイチローのメッセージを取り上げさせていただきます。
小学生のクラブチームで組織された軟式野球大会、イチロー杯の表彰式でイチローが小学生の選手たちへ送ったメッセージです。
イチローが現役引退したことでイチロー杯は今回で終了するとのことなので、最後のメッセージとなります。
このなかで2つのことを話していますが、そのうちの1つのメッセージが私たちにとっても多くの気づきを与えてくれていると感じています。
要約すると以下の通りです。
ーーー
学校の先生など教える立場の人たちにとって、厳しく指導することが難しい時代になっている。
なので自分自身を自分で鍛える必要性が高まっている。
自分で自分のことを教育しなければならないという時代に入ってきた。
ーーー
これは私がお客様と接するなかでも感じることです。
教員・経営者・上司など、子供、大人問わず、教えたり指導したりする立場の方たちが、ともすると過剰とも思われる様々なハラスメントを問われる場面が多くなり、相手のことを思ったとしても、厳しく指導することをあえて避けてしまうという傾向にあるように感じます。
誰からも強く怒られない生徒や部下たちにとって、この傾向は幸・不幸、どちらなのでしょうか。
この傾向は、ときに無関心な世界が広がり、逆に孤立したり、成長しようとする意欲が低下する原因になるかもしれません。
イチローはこのことを心配し、だからこそ、「自分が成長していくためには自分で自分を鍛え、教育していかなければならない」と言っています。
しかしこの傾向をただ単にネガティブに捉えるのではなく、そういう時代に入ってきたというむしろ時代の流れをポジティブに捉えて話しをしています。
このイチローのメッセージは、私たちビジネスマンにとっても非常に重要な気づきを与えていると思います。
上司やお客様、取引先に厳しく言われなくても、自らを律し、「自分で自分を鍛えて教育していく」。
これからの時代、こうした心がけがより重要になってくると私自身、改めて感じています。
言われなくても自ら行動する。
相手にとって何が役にたつか自分で考える。
日々、自分を磨くための勉強をする。
こんなことを心がけて一年間過ごしていきたいと思っています。
今年一年がみなさまにとりまして良い一年になりますように祈念申し上げ、新年のレポートとさせていただきます。
12月に入りました。
早いもので今年も残り1ヶ月となりました。
12月はあっとう間に過ぎてしまうので、しっかりと地に足をつけて納得した形で今年1年を締めくくりたいと思います。
先日、11月20日、保険会社主催の勉強会に参加しました。
テーマは、「尿1滴でがんを早期発見」。
これは、線虫を使ったがん検査で、がん患者の尿に含まれる微量な匂い物質を検知してがんの罹患を判定する技術です。
講師は、この線虫検査の開発者であり、運営会社の経営者である、広津崇亮氏でした。
昨年11月のメルマガでも同じテーマを取り上げましたが、このたび大きく進展がありましたので再度情報提供させていただきます。
この検査ですが、来年2020年1月から実用化が始まります。もう来月ということです。
検査費用もすでに決まっていて、1回9,800円です。
実用化当初は、25万人程度のキャパシティのため、病院や一部の企業に限られますが、数年後には、がん検査ニーズのある数千万人規模の検査が可能となり、定期健康診断や人間ドックなどのオプション検査などで利用できるようなる見込みです。
そうなれば私自身も毎年1度は検査を受診したいと思っています。
この検査が今までのがん検査と大きく異なる特徴は以下の通りです。
1.簡便(尿1滴で可能)
2.安価(9,800円)
3.高精度(85%の確率でがんを判定)
4.早期発見が可能(ステージ0・1の早期がん)
5.苦痛なし(尿1滴)
6.全身網羅的(1度の検査で全身)
この検査が普及すれば、日本のがん治療は一気に進化できるのではないでしょうか。
がん経験者の再発のための検査にも応用できます。
ステージ0の超早期発見でがんの早期治療が実現でき、がんは治る病気となる日も近いと感じています。
がん線虫検査の詳細は以下の専用ホームページで確認できます。
⇒ がん線虫検査(N-NOSE)
また11月25日の日経新聞には以下の記事もありました。
⇒ 血液1滴でがん検査 東芝、21年にもキット実用化 精度99%
こちらは血液での検査ですが、これも注目すべき技術ですね。
各研究機関にはこれからも高いレベルで切磋琢磨していただき、これからますますがん検査や医療技術が進展していくことを期待しています。
また有益と思われる進捗がありましたら情報提供させていただきます。
今日から11月に入りました。
東京はここ数日、晴れて秋らしい天気が続いています。
しかし10月は台風や豪雨など災害が続きました。
10月12日に伊豆半島に上陸した台風19号は、全国、特に関東から東北にかけて甚大な被害を及ぼしました。
これまで死者92人、行方不明者9名となっており、その他でも河川の氾濫などで被災された方は数多くいらっしゃいます。
被害に遭われた方におかれましては心からお見舞いを申し上げます。
被災地へのボランティアの報道をみているうちに、2016年に起こった熊本地震直後にツイッター上で話題になった「被災地いらなかった物リスト」が目につきました。
これからも日本国内ではどこでも災害が起こる可能性があり、また私たちの日常やビジネスのヒントにもなると感じましたので、まとめてみました。
<被災地いらなかった物リスト>
1.千羽鶴・寄せ書き
2.食品
お米など調理が必要なもの
生鮮食品など消費期限が短いもの
賞味期限が分からない・切れているもの
辛いラーメン
成分表がなくアレルギー対応ができないもの
3.古着・毛布・布団
穴があいている
使用済みの下着
汚れた毛布
4.古くて使えない家電
地デジ非対応のブラウン管テレビ
周波数が違う家電
5.使用済みの文房具・おもちゃ
6.医療品・サプリメント
7.本・雑誌
自己啓発本
旅行ガイド
宗教関連の書籍
これを見ると明らかに常識外れなものもあります。
好意で送ったとしても有難迷惑ですね。
寄せ書きなんかは、避難場所に送られてきても嬉しくないが、仮設住居など落ち着いたときにもらうと嬉しいし励みになるという意見もあるようです。
要はタイミングの問題だったりします。
こう考えると、このいらなかったリストは、仕事、家庭、友人知人関係など、いろいろな人間関係にも応用できると思います。
こちらがよかれと思ってしたことが逆に迷惑になる場合ってあります。
ときには、あまりに的外れだと、やってるという事実で恩をきせたり自己満足をしているだけ、と思われてしまうかもしれません。
仕事でもお客様に喜ばれる行為というのは、
「今、その人が欲しているモノやサービスを適切に提供すること」
に尽きると思います。
要らないモノはタダでも要らなかったりします。
それには、相手が何を求めているかのニーズを知ることが大切です。
ニーズを知るには、
・相手の立場を自分のことにように考え、理解しようとする思いやりの気持ち
・相手の話しをよく聞き、ニーズを捉えること
が重要で、そのうえで自分や会社ができることを選別することなのだと思います。
被災地でも自治体によっては今必要な支援物資をホームページで掲示しているようです。
その時々で必要なモノは変化します。
過去に必要だったり、未来に必要だったりしても意味がありません。
やはり、「今」をタイムリーに捉えることが喜ばれる重要な要素なのだと思います。
自分ができているかと自問自答したときに、私自身もまだまだだと感じます。
被災者への接し方やボランティアのあり方、また仕事への取り組み方、家族への接し方など、いろいろな場面での教訓にしたいと思っています。
10月1日になりました。
今朝カレンダーをめくったら残りがあと3枚でした。
今年も早いものであと3ヶ月ですね。
今日から消費税率が8%から10%に上がりました。
10%への増税は当初は15年10月の予定でしたが、政府は2度にわたって延期していました。
消費税率の引き上げは、2014年4月に5%から8%に上げて以来となります。
増税前には駆け込み需要が発生し、物流部門が大変忙しいと聞いていました。
こうした駆け込み需要の反動を抑え、消費や景気を下支えするための政策も打ち出されています。
私たちの生活にも影響があることが多いのでちょっと記しておきます。
<消費増税と今後の家計関連政策>
■2019年10月1日から
・消費税率を10%に引き上げ 軽減税率制度で食品と新聞は8%に据え置き
・中小店舗の買い物で原則5%をポイント還元 キャッシュレス決済することが条件
・低所得世帯と子育て世帯(0~3歳半)に25%分のプレミアム付商品券の販売
・低年金者に月5,000円を基準に支給
・3~5歳児の保育料を原則無償化
・自動車購入時にかかる取得税が廃止
・毎年かかる自動車税が引き下げ
・住宅ローン減税の税額控除期間を10年から13年に延長
・すまい給付金の対象者を年収775万円以下に拡大し、給付額を最大50万円に引き上げ
キャッシュレスで買い物すると5%還元されるというのは、今後のキャッシュレス化の流れを加速させるような動きになりそうですね。
また消費税導入後の為替変動について興味深いデータがあるのでご紹介しておきます。
<消費税増税後の為替レートの推移>
消費税率 | 導入直前 | 導入後 |
---|---|---|
3% |
1ドル=133円 1989年3月末 |
1ドル=159円 1990年4月末 |
5% |
1ドル=124円 1997年3月末 |
1ドル=145円 1998年7月末 |
8% |
1ドル=103円 2014年3月末 |
1ドル=124円 2015年5月末 |
10% |
1ドル=108円 2019年9月末 |
? |
いかがでしょうか。
増税から1年半後程度の為替推移をみると、15%~20%程度の円安になっていることが分かります。
ロジックもあるようですが難しいことは分かりません。
でも過去3度の増税後の共通点ではあります。
現在は1ドル=108円程度です。
これから1年半後、為替はどうなっているか。
その間、東京オリンピックもありますね。
現在は日本だけでなく先進諸国全体で超低金利となっています。
なので金利よりも為替が経済に与える影響は大きくなっているという過去3度とは違った要素もあります。
結局のところ、為替は読めないのだとは思いますが、ご参考にしてください。
下半期、私たちは、消費増税を言い訳にすることなく、しっかりと目の前の仕事に打ち込み、一人一人が頑張って成果をあげていくことこそが、景気を下支えする大きな要因になると思っています。
9月に入りました。
今朝の東京は晴れていて、秋の訪れを思わせるような涼しい風が吹き、ずいぶんと過ごしやすくなりました。
8月8日、国立がん研究センターは、がんの3年生存率を公表しました。
それによると、全がんについて、2012年にがんと診断された患者の3年後の生存率は72.1%で、昨年に比べ0.8%改善、2009年~2010年に診断を受けた患者の5年生存率は66.1%と0.3%改善されており、新しい抗がん剤の開発等、医療技術がさらに進展していると考えられます。
種類別のがん生存率は以下の通りです。
がんの種類 | 3年生存率(%) | 5年生存率(%) |
---|---|---|
胃 | 75.6 | 71.6 |
大腸 | 78.7 | 72.9 |
肝臓 | 54.6 | 40 |
肺、気管 | 50.8 | 40.6 |
女性の乳房 | 95.2 | 92.5 |
食道 | 53.6 | 44.4 |
膵臓 | 16.9 | 9.6 |
前立腺 | 99.2 | 98.6 |
子宮頚部 | 79.6 | 75.3 |
子宮内膜 | 85.9 | 82.1 |
膀胱 | 73.4 | 69.5 |
喉頭 | 84.4 | - |
胆のう | 33.4 | - |
腎 | 85.6 | - |
腎孟尿管 | 55.6 | - |
出典:国立がん研究センター(日本経済新聞の記事を抜粋)
喉頭・胆のう・腎・腎孟尿管については今回から公表されたため5年生存率については非公開。
これを見ると、部位によって大きな差異があるものの、五大がんに含まれる、胃・大腸・乳房については、高い生存率となっており、がんは治る病気になりつつあることが実感できます。
私は、医療技術の進歩とともにがんの生存率が高くなるほど、がん保険の意義や必要性は高まると考えています。
長期化する治療費の自己負担額を補うためです。
お金のことを気にせず、治療に専念できる。
この安心感は、精神的にも治療によい影響を与えてくれると思います。
また、がんの進行度によって生存率が大きく違うのも事実です。
やはり、定期健康診断や人間ドックを受診することで早期発見・早期治療が重要です。
医療の進歩は日進月歩であり、その医療の進歩に合わせたあるべき保障も変化していきます。
これからも保険の仕事を通じて、私たちの役割は何かを考え、タイムリーな情報収集と情報提供を心がけていきたいと思っています。
8月に入りました。
東京も梅雨明けし、連日、猛暑が続いています。
水分補給をし、熱中症にお気をつけください。
7月17日~18日、パシフィコ横浜で開催された盛和塾の世界大会に参加しました。
盛和塾は、京セラの創業者である稲盛和夫氏が主催する経営塾で、塾生は世界に15,000人の規模です。
世界大会には約4,800人が集まりました。
すでに報道されていますが、この盛和塾は、稲盛塾長が高齢となったことから、今年一杯で解散することが決まっており、塾生が一同に集まる世界大会は今回が最後でした。
稲盛塾長は残念ながらご欠席されましたが、「フィロソフィをいかに語るか」と題した塾長講話が代読で発信されました。
最後の塾長講話は、いつもより長く、稲盛塾長の思いがびっしりと詰まっていると感じられる、大変すばらしい内容でした。
盛和塾の解散は残念ですが、入塾後、10年間学ばせていただいたことを、今後の仕事や日々の生活に生かしていきたいと思っています。
京セラとKDDIを創業し、発展させ、JALを再生に導いた、日本史上を代表する経営者だと思います。
末席から眺める程度でしたが、稲盛塾長の謦咳に接することができた経験は、私の今後の人生に大きなプラスの影響を与えるものと確信しています。
盛和塾で学ばせていただいたことはたくさんありますが、そのなかで、私が最も吸収したいと思う箴言は以下の2つです。
1.人間として何が正しいかを判断基準とする。
2.人生・仕事の結果=考え方×熱意×能力
仕事をしていると日々、判断に追われます。
その判断は、自分の利益や利己的なものでなく、利他的で人として何が正しいかを基準にして判断する。
人生や仕事の結果は、考え方×熱意×能力という方程式で表される。
考え方にはプラスもマイナスもあり、熱意や能力がいくら高くても、考え方がマイナスであったら、すべての結果がマイナスになってしまう。
だからこそ、明るく前向き、利他の心といったプラスの考え方が重要である。
これからの人生や仕事において、この2つだけはしっかりと胸に刻み、日々心がけていきたいと思います。
今まで、数十年に渡り、ボランティアでご自身の経営哲学を余すことなく伝達いただいた稲盛塾長に心から感謝しています。
そして稲盛塾長のこれからのご健勝を心から祈念しております。
今日から7月に入りました。
東京は毎日、曇りや雨など梅雨らしい天気が続いています。
先日、6月27日、かんぽ生命は、お客様が新しい保険契約に乗り換えできずに不利益を受けた事例が2014年4月から2019年3月までに約19,000件にのぼると発表しました。
また本来は契約乗り換えの必要がなく、特約の切り替えで済んだ可能性がある契約も2017年10月以降で約5,000件あったとのこと。
この件について、契約数も多く社会的な影響も大きいかんぽ生命のことなどで解説と注意喚起をしておきたいと思います。
今までの契約を解約して新しい保険を契約する。
これを乗り換えと言います。
その際、既往症など、現在の健康状態に問題があると、新たな保険を契約できない場合があります。
しかし前から契約していた保険はすでに解約しており、お客様は無保険になってしまいます。
今までの保険を継続していれば保障があったのに、新しい保険に乗り換えをしたことによって保障が無くなってしまったわけです。
これはお客様にとって大変な不利益ですが、これが19,000件もあったというのです。
なぜこのようなことが起こってしまうのか?
これにはかんぽ生命の仕組みに原因があります。
かんぽ生命は、一人のお客様が契約できる保険金額の上限が2,000万円と定められています。
すでに2,000万円契約しているお客様が乗り換え契約をしようとすると、既存の契約を解約しないと、新たな保険に申込みができないそうです。
一時的に上限の2,000万円を超えてしまうからです。
このように解約を先行させないと乗り換えができないところに大きな問題があります。
このお客様にとって不都合な仕組みは、上限2,000万円とは関係のないことだと思います。
通常、他の保険会社では、乗り換えのときは、解約同時新契約や契約転換制度といって、解約手続きと同時に新契約の申込みをして、新契約の契約が可能であれば自動的に既存契約は解約、健康状態に問題があって新契約が契約できなければ、新契約の申込みと既存契約の解約が取り消され、既存契約が継続されるような仕組みになっています。
これであれば乗り換え時の保障の空白と新契約が乗り換えができなかった場合の無保険状態を回避できます。
かんぽ生命は、この仕組みがなかったため、今回のような不祥事が起きてしまったのです。
保険業界における信用不安を払しょくさせるためにも、是非、早急に、旧契約を解約せずに契約を見直せる制度を導入してもらいたいと願います。
日本郵政によれば、制度導入にはシステム対応が必要で数年かかるとのこと。
数年なんて遅すぎます。
契約者保護のためにも、1ヶ月とか2ヶ月で制度の見直しを実践したもらいたいと思います。
いずれにしても、みなさまにおかれては、生命保険の乗り換えは慎重に行ってください。
乗り換えることでメリットが出ることもありますが、年齢が上がったことや予定利率が下がったことで保険料が上がったり、貯蓄性が低下したりする場合もあります。
生命保険は大切な財産です。
営業マン任せにせず、自分自身で考え、必要におうじてご家族にも相談しながら判断してください。
かんぽ生命は、不利益販売の可能性がある契約について、新旧契約の乗り換え時に不利益事項の説明が十分だったかを含めて販売が適切だったかを調査し、問題があれば、お客様の意向も踏まえ、旧契約に戻すといった対応を検討しているとのこと。
今回の件で不利益を被ったお客様が、かんぽ生命の今後の適切な対応によって、安心を取り戻すことができるようになることを願っています。
東京は紫陽花が咲き始め、もうすぐ梅雨かなと思わせる湿気の多い日が続いています。
5月22日に金融庁の審議会から「高齢社会における資産形成・管理」の報告書(案)が発信されました。
これは、人口減少・高齢化長寿化の進展という現状を踏まえ、これからのあるべき金融サービスとは何か?という議論を報告書としてまとめたものです。
直後に新聞報道などで概要が掲載されていたのでご覧になった方も多いと思います。
文中、「年金の給付水準が今までと同等のものであると期待することは難しい。今後は、公的年金だけでは満足な生活水準に届かない可能性がある。」とはっきりと明記されています。
私たちはこれをどのように受け止めればよいのでしょうか。
国の関連機関の報告書に明記されることで、私たちが日頃抱いていた不安感が何となく明確になったという印象を受けます。
そして、60代以降、公的年金+労働+資産の取り崩し、という3つの要素を組み合わせて生活を維持していくことが望ましいと読み取ることができます。
加えて、資産形成については、若いうちから、長期・積立・分散投資など、少額からでも資産形成の行動を起こすように喚起しています。
また資産形成の具体的な手段としては、iDeCoやNISAが挙げられています。
年金だけでは生活できないので、自助努力でしっかりと蓄えを作って欲しいということです。
私も数年前から個人のお客様へ老後の資産形成の重要性を訴えていますが、今後、ますますその重要度と私たちの役割は高まると思っています。
例えば、35歳の人が65歳までの30年間、月1万円を銀行で積立てたとします。
そうすると65歳のときの積立額は、利息はほぼ0なので、360万円です。
でも月1万円を想定利回り5%の金融商品で積立てたとすると、65歳のときの積立額は、約830万円になります。
この差額は実に470万円、2倍以上です。
同じ1万円ずつを積み立てているのに、こんなに差が開いてしまいます。
これは、時間を味方につけ、長期で分散投資による積立てを行えば、十分に期待してよい数字なのです。
生命保険会社が販売している変額個人年金なども、長期・積立・分散投資を考えるうえでは非常に有力な手段だと考えています。
お客様の将来の生活を守るため、正しい情報を広くお伝えしていくことは、私たちの義務だと思っています。
選択するのはお客様自身ですが、将来の資産形成については、これからますます積極的に情報提供していきたいと考えています。
本日は令和元年5月1日です。
元号が平成から令和に変わり、新時代の幕が開けました。
令和になったからといって私たちの生活に特段の変化はありませんが、これからの時代はどうなるのだろう、また私たちはどうしていくべきなのだろうと抽象的ながらも節目ですのでいろいろな思いを巡らせています。
先日、2024年度に紙幣が一新されることが発表されました。
1万円札の図柄は、渋沢栄一となります。
渋沢栄一は、第一国立銀行(現みずほ銀行)など数多くの企業を設立し、日本の資本主義の父とされる人物です。
同氏の著書に、「論語と算盤」があります。
そのなかには以下のような記述があります。
「道徳と経営は合一すべきである。」
また大正12年の講演では以下のように語っています。
「仁義道徳と生産殖利とは、元来、ともに進むべきものであります。」
つまり渋沢栄一の思いと私たちに伝えたかったことは、
「人格を磨くことと、利益を追求することの両立が大切だ」ということです。
これは時代に関係なく普遍的な原理原則ですが、特にこれからの時代、私たちが心がけなくてはならないことだと思います。
人としても会社経営にも通じることです。
いくら人格がすばらしい社長や社員がいても、売上と利益をあげられなければ会社は存続できません。
また高い技術や販売力で売上をあげても、人格に問題があればどこかで不祥事などが発生し、やはり会社は存続できないのだと思います。
やはり、この2つの要素を両立させるからこそ、会社は永続的に維持発展できるのだと思います。
京セラ創業者の稲盛和夫氏は、これを、「フィロソフィ」と「アメーバ会計システム」として会社経営に導入し、京セラとKDDIを発展させ、JALを再建されました。
旧知の社長は、「技術と知性」と言い、最近お会いした社長は、「経営とカバナンス」と言いました。
どちらも同じような考え方で共感できます。
倫理道徳と企業業績の両立が会社を長きにわたり発展させられることは疑いようがありません。
最近の大企業や経営者の不祥事をみても、過去に両立できていても、どこかで道徳心が薄れてしまったりすると、すぐに転落してしまったりします。
だからこそ、今できていても、驕ることなく、日々を反省しながら、倫理道徳と経営をいつも両立させるべく、自分自身を磨き続けることが大切だと感じます。
令和の時代の幕開けに、「倫理道徳と会社経営の両立」を改めて目指し、また今日から精進していきます。
引き続きよろしくお願いいたします。
本日は4月1日。
当社にとっても13期目の新年度がはじまりました。
東京は桜が満開。
本日の11時30分には新元号も発表される予定です。
まさに新たなスタートで私自身も心機一転、頑張りたいと気持ちを新たにしているところです。
3月21日、マリナーズのイチローが、東京ドームでのアスレチックとの開幕第2戦後に、引退を表明しました。
私としてはとうとうこの日がやってきてしまったという印象です。
昨年のシーズン序盤5月に、選手登録を外れ、会長付特別補佐に就任しながら、その後も練習を続け現役復帰を目指しました。
この前代未聞の新たな挑戦をし、メジャー復帰を目指し、今年のキャンプを迎え、オープン戦に出場しました。
しかし、結果を出すことができず、引退を決意したとのこと。
私は、叶うことはなかったものの、この挑戦する姿に敬意を表したいと思います。
この挑戦は次のキャリアに必ず生かされると思っています。
イチローがメジャーとしてマリナーズに入団したのは2001年です。
私はこの年、サラリーマンを辞め、フルコミッションの生命保険業界へ転職しました。
28歳のときでした。
結果がすべての厳しい世界で仕事をするなかで、イチローの活躍が励みでした。
毎日、スポーツ新聞をみてはイチローの全打席をチェックし、3安打、4安打、ときに5安打した結果をみては、自分も頑張ると鼓舞しました。
自分がスランプに陥ったとき、イチローの姿をみて、諦めない強い心を取り戻したこともあります。
メジャーの大男を前に、結果を残し続けるイチローの姿にどれだけ勇気と希望をもらったか分かりません。
同世代のスーパースター、イチローの現役引退は残念ですが、終わりはこれからのスタートでもあります。
今後は指導者としてのイチローに期待したいと思います。
いつかメジャーでのイチロー監督をみてみたいものです。
イチローからは、毎日を一生懸命に生きること、努力を積み重ねること、自らを律すること、今できることに全力で取り組むこと、一本のヒット(成果)を大切にすること、を学びました。
この学びを自分自身の人生や経営に生かしていきたいと思います。
人生は今日からが本番。昨日まではリハーサル。
日々新たに。
新年度のはじめに、今日からも一生懸命に過ごすと決意しています。
日数の短い2月があっという間に終わり、本日から3月に入りました。
2月は生命保険業界にとって激動のときでした。
2月13日、突然、国税庁から各生命保険会社に対して、「ピーク時の解約返戻率が50%以上ある法人向け定期保険について、税務取扱いの見直しを検討している」旨の連絡がありました。
このお上の鶴の一声で、各保険会社は即時の対応を余儀なくされます。
そしてその対応は想定以上の早さとなりました。
2月15日にはほとんどの保険会社で長くても2月28日をもって対象となる保険商品が販売停止とする方針が打ち出されました。
国税庁の連絡からわずか2週間です。
当社取扱いの保険会社でも他とほぼ横並びでの対応となりました。
これを受け、当社ではすでにご提案済みの法人へ状況を説明し、ご契約を希望される法人にはメリット・デメリットを丁寧に説明しながら、至急の対応で手続きを完了させ、そして昨日、予定通り、今まで売れ筋だった法人向け保険商品が販売停止となりました。
例年であれば今日からはじまる3月は年度末であり、保険会社にとっても多くの売上を見込む重要な月ですが、今年は、3月に販売できる法人向け商品が著しく制限されており、厳しい環境で3月を迎えることになりました。
この事情は、私たち販売代理店も同様です。
生命保険業界は3月以降、大きな転機を迎えることになりました。
しかし、決まってしまったことは嘆いても意味がありません。
この難局をどう乗り越えるかが重要であり、私は実力が試されるときだと考えています。
京セラ創業者である稲盛和夫氏が作った京セラフィロソフィには次のような項目があります。
・「常に明るく」
どんな逆境にあっても、自分の未来に希望をいだいて明るく積極的に行動していくことが、仕事や人生をよりよくするための第一条件なのです。
・「お客様第一主義を貫く」
お客様のニーズに対して、徹底的にチャレンジしていく姿勢が重要。お客様に喜んでいただくことが商いの基本である。
私は今こそ、この2点を徹底したいと思っています。
人間として何が正しいかを判断基準としながら、明るく前向きに行動し、お客様第一主義を徹底させる。
そして、できない言い訳はせず、変化にしっかりと対応していく。
こうした心がけを肝に銘じ、この難局を乗り越えたいと思っています。
あと1ヶ月もすれば桜が咲いていることでしょう。
年度末3月をしっかりと締めくくり、爽やかな桜咲く4月を迎えたいものです。
年が明けたと思ったら、もう1ヶ月が経ち、今日から2月に入りました。
また悲しい事件がありました。
千葉県野田市立小4年の栗原心愛(みあ)さんが、父親の暴力を受けた後に亡くなりました。
夜中に立たせたり、冷たいシャワーをかけたり、首をしめたり、ぎゃーと叫ぶ声が近隣に聞こえたりなど、日常的な虐待の様子が報道されています。
私にも4歳と2歳と0歳の幼い子供がいます。
だからこそ、心愛さんが受けた虐待の様子と死は、想像に絶えず、辛くてまともにニュースを見ることができません。
心からご冥福を祈ります。
今回、心愛さんの小学校で「父親から暴力を受けている。先生、どうにかできませんか。」と訴えたアンケートを市の教育委員会が父親に渡してしまったなど、児童相談所や学校、自治体の対応の不備が明らかになっています。
そうした誤った判断が重なった結果、救出の機会が失われたということは残念であり、公的機関の今後の対応力強化は必須だと思います。
しかしこのような悲劇がある一方で、児童保護機関のおかげで助かった命や健全な生活を送れているケースも、悲劇の何倍もあると私は信じたい。
悲劇の事件だけがクローズアップされるのではなく、児童相談所・学校・自治体が連携したファインプレーも数多くあるはずで、そうした事例も積極的に報道して欲しいと思います。
そうしないと、このままでは児童相談所に相談しても無駄なんじゃないかという風潮が広がり、より負の連鎖が起きやすくなってしまうと思うのです。
どんなことだって相談すれば、社会が守ってくれることは多くあると思います。
児童相談所・学校・自治体・親兄弟・親戚・弁護士などの専門家など、困ったときに相談しやすい、声をかけやすい、人のつながりを大切にするような社会が広がり、このような悲劇が二度と起こらないようにと切に祈っています。
あけましておめでとうございます。
今年は今日から仕事はじめの方が多いようですね。
今年もよろしくお願いいたします。
1月2日に皇居へ一般参賀に行ってきました。
報道にもありましたが、平成最後の一般参賀ということもあり、過去最高の15万4,800人が訪れ、予想以上の混み方でした。
私が東京駅に着いたのが11:30。
陛下がお出ましになる宮殿前にたどり着いたのが15時前。
何とか6回目の参賀に間に合いました。
しかし人がごった返し、陛下のお顔を直接拝見することはできませんでした。
それでもあの空気を味わえたことは満足です。
印象的だったのは、寒い中、あれだけ長時間待たされ、いつ列が動き出すかも分からないなか、誰も文句を言う人はいませんでした。
みな整然と並び、いざ動き出すと、警官の指示に従い、秩序を保ち、整然と歩き出しました。
そしてどの場面でも押しあったり割り込んだりする光景は見られませんでした。
私たち日本人もまだまだ捨てたものではないと感じました。
今年の干支は己亥(つちのとい)。
十干十二支が同じ干支は10と12の最小公倍数の60年に一度やってきます。
60年前の1959年は、現在の天皇陛下と美智子妃殿下がご結婚されたおめでたい年でした。
今年は4月30日に天皇陛下が退位され、5月1日から皇太子様が天皇となり、新しい元号がはじまる節目の年となります。
節目の年を迎え、私自身も例年以上に自分を磨き、成長していきたいと思っています。
年のはじめに自戒を込めて、大前研一氏の言葉をご紹介します。
===
人間が変わる方法は3つしかない。
1番目は時間配分を変えること。
2番目は住む場所を変えること。
3番目はつきあう人を変えること。
最も無意味なことは「決意を新たにする」ことだ。
===
私自身、具体的な行動によって、自分を変えていきたいと思います。
12月に入りました。今年も残り1ヶ月ですね。
私は業務として書道も行っており、小金井と新潟で書道教室を開催しています。
私が所属しているのは日展審査員であった故田岡正堂先生が創業された?友書道会です。
?友書道会では毎年1月4日に書道展を開催していて、11月23日はその展覧会の審査で、私も当番審査員の一人として参加しました。
学生:1,776点、一般:595点が出品され、私の教室、小金井と新潟からも学生一般合わせて、22名が出品しました。
書道作品の審査を通じて、ビジネスとも共通することがあると感じましたので、ご紹介したいと思います。
審査ではよい作品が選別され、最終的に1点最高賞が決まります。
最終審査に残った10点を前に貼り、13人の審査員が挙手して票を数えていきます。
残った10点は、多くの作品から勝ち上がってきたので、どれも甲乙付けがたいよい作品です。
結局、最高賞に選ばれた作品は、13人全員が挙手し、満票でした。
文句なしの最高賞です。
他9点も順次序列が付けられ、上位賞が決定しました。
上位10点はみなよい作品で実力は拮抗しています。
そのなかで優劣を決める要素は何か。
もちろん作品自体のよさは外せません。
が、意外に、墨色、紙質、名前のうまさなど、文字そのものというよりは、作品全体を補完する付随的な部分だったり、細部への気遣いが決め手になったりもします。
ビジネスも同じではないでしょうか。
現在は商品・サービスのコモディティ化が進み、差別化が難しくなっています。
つまりどこで買っても同じようなモノやサービスが手に入る時代です。
価格や品質に差がない場合、お客様は何で選ぶか。
売り手の、笑顔や話し方、服装や髪形などの身だしなみなどが決め手になったりするのではないでしょうか。
まさに商品や価格以外の、付随的な部分や細部への気遣いが決め手になることは多々あると思います。
書道展の審査を通じ、こういうことを疎かにしてはいけないと改めて気づかされました。
今日から11月です。
気づけば今年もあと2カ月ですね。
先日、京都大学の本庶佑特別教授がノーベル生理学・医学賞を受賞されました。
日本人のノーベル賞受賞はこれで24人目。
すばらしいことだと思います。
この研究での発見がもとで「免疫チェックポイント阻害薬」が開発され登場しました。
そして本庶教授が見つけた「PD-1」を応用して開発されたのが「オプジーポ」で、従来の抗がん剤や手術では治せないようながんでも高い効果を示しています。
このように医療の進歩は日進月歩であり、「がんを治せる時代」が近づいているという印象を受けます。
現に、全国がんセンター協議会の生存率調査(2018年5月集計)によれば、臨床病期㈵(ステージ1)の5年相対生存率は、全がんで91.8%となっており、がんは早期発見によって治せる時代となっていることが統計データからも裏付けられています。
私は、がん対策として重要なことは以下の3点だと考えています。
1.がんの原因を取り除くこと。
⇒ 食生活・生活習慣・ピロリ菌除菌などの医療対策
2.適切な定期検査を受診して早期発見に努めること。
⇒ 人間ドックや定期健康診断受診の徹底
3.がん治療のための経済的な備えをしておくこと。
⇒ がん保険・特定疾病のための保険加入等
今回は、2.に関連する、がん早期発見のための検査について情報提供させていただきます。
線虫を使ったがん検査「N-NOSE」です(HIROTSUバイオサイエンス)。
これは、がん患者の尿に含まれる、微量な匂い物質を検知する検査法で、2020年1月の実用化が予定されています。
詳細は以下でご確認ください。
⇒ 線虫がん検査「N-NOSE」検査法は、容器に尿を1滴落し、線虫が近づくか離れるかで判定します。
線虫が近づけばがんである可能性が高いという簡単な方法です。
それでいて、検査の信頼性は90%と高感度であり、ステージ0や1の早期発見が可能です。
また対象となるがんは18種類程度と多く、そのなかには早期発見が難しいと言われるすい臓がんも含まれていて、非常に汎用性が高い検査です。
そして検査費用も8,000円程度と安価となる見込みです。
2020年1月以降の実用化後は、企業の定期健康診断やオプション検査での導入が期待されています。
これはがんの早期発見に対し、大いに期待できるのではないでしょうか。
今後、実用化が近づくにつれて各方面のメディアで情報発信されると思われます。
是非、注目されるとよろしいかと思います。
今やがんが2人に1人が罹ると言われています。
お客様と接していても、がんに対する関心は高いです。
私自身も母をがんで亡くしています。
母はがんが見つかったときはすでにステージ4でした。
がんを治すには、早期発見がポイントであることは間違いありません。
検査技術のさらなる進歩で、早期発見によりがんが治る方が増えていくことを願っています。
当社業務でいくつかトピックスがあるのでご案内させていただきます。
法人のお客様からご要望をいただき、6月より新規の業務を開始しました。
会社の経営理念・社是・座右の銘などの文書を毛筆で書かせていただきます。
ご関心のある方は以下のホームページをご覧ください。
⇒ 筆文字経営理念また、事業承継に関するご相談が増えてきましたので、幅広い相談に応じられるよう、「金融業務2級 事業承継・M&Aコース」の資格を取得しました。
第三者への譲渡や買収などM&Aに関心がある方はご相談ください。
今日から10月に入りました。
今朝の東京は台風一過で晴れています。
10月は下期の始まりですね。
お客様との会話のなかでしばしば話題になるのが、医療保険やがん保険の是非です。
私は多くのお客様へ給付金支払いを経験し、「役にたった」「入っていてよかった」という声を聞いているので、医療保険やがん保険は「必要」という立場をとります。
しかし、不要というご意見もあります。
その理由は以下の2点に集約されます。
1.貯金があるので保険に頼る必要はない。
2.高額療養費制度があるのでかかる医療費は限定的。
なので医療保険やがん保険の必要性についての考え方のヒントになればと思い、今日は高額療養費について解説してみます。
高額療養費とは、医療機関や薬局で支払った額が一ヶ月で上限を超えた場合、その超えた金額を支給する制度です。
ただし入院時の食費や差額ベッド代等は含みません。
この高額療養費ですが、上限額が段階的に引き上げられていて、収入によって現在では結構な負担額になっています。
<高額療養費の上限額(69歳以下)>
平成30年8月診療分から
適用区分 | 一ヶ月の上限額 | |
---|---|---|
ア | 年収1,160万円~ | 約252,600円 |
イ | 年収770万円~1,160万円 | 約167,400円 |
ウ | 年収370万円~770万円 | 約80,100円 |
エ | ~年収370万円 | 57,600円 |
オ | 住民税非課税者 | 35,400円 |
※厚生労働省保険局の資料から編集・簡略化して抜粋
このように年収770万円以上だと約17万円、年収1,160万円以上では約25万円と結構な負担額になります。
また高齢者の場合には医療費が安くなるという認識を持たれている方も多いですが、70歳以上の高額療養費も現役並の収入を得ている方は69歳以下と同じ水準になります。
例えばがん治療で抗がん剤を使用したとします。
抗がん剤は本来は大変高価ですが、健康保険の適用を受けられるので自己負担は3割で済みます。
しかし、元々の金額が高額であれば3割負担でも高額となります。
結果、高額療養費の上限額までは自己負担しなければなりません。
治療が長引き、数ヶ月、数年となると相当な負担となるはずです。
なので私は、自己負担部分を補えるくらいの医療保険やがん保険は必要だと考えています。
少子高齢化・長寿化社会がますます進行していきます。
健康保険料を払う人が減り、保険を使う人が増えていくということです。
なので国も健康保険の財務基盤をなんとか健全化させようとしています。
今のところ、「収入の多い人から医療費を多く取る」という方針が制度に現れています。
いずれにしても医療費の自己負担は今後も増えていくことが予想されます。
こうした背景を考慮されて、民間保険会社が販売している医療保険やがん保険の必要性を考えてみてください。
ご参考になれば幸いです。
当社業務でいくつかトピックスがあるのでご案内させていただきます。
法人のお客様からご要望をいただき、6月より新規の業務を開始しました。
会社の経営理念・社是・座右の銘などの文書を毛筆で書かせていただきます。
ご関心のある方は以下のホームページをご覧ください。
⇒ 筆文字経営理念また、事業承継に関するご相談が増えてきましたので、幅広い相談に応じられるよう、「金融業務2級 事業承継・M&Aコース」の資格を取得しました。
第三者への譲渡や買収などM&Aに関心がある方はご相談ください。
9月に入りました。
東京は、朝晩だいぶ涼しくなり、少しずつ秋の気配を感じるようになりました。
新さんまも出回り、もうすぐ新米の時期ですね。
先日、話題の映画、「カメラを止めるな!」を観てきました。
突如という感じで大評判となった映画です。
予告編を観ても、単なるホラー映画にしか見えず、「何でこんな映画が評判になるんだろう」という印象でした。
でも、これだけ話題なんだからと、時間をわざわざ作って観に行ってきました。
観てみてビックリ。
この映画、すごいです。
こんな映画、はじめて観ました。
子どもから大人まで例外なく楽しめます。
絶対お勧めの映画です。
あとからこの映画について調べてみると興味深いことがたくさんありました。
製作費はなんと300万円と超低コスト。
監督も役者も無名。
CMや広告もほとんどなし。
なのに国内、海外で数々の映画賞を受賞し、2018年6月に凱旋上映を行ってから、口コミで広がり、大ブレークしました。
純粋にコンテンツだけで評価されたということです。
私たち、中小零細の企業経営者にとっても多くの気づきがあります。
お金や人材がなくても、創意工夫によって付加価値の高い商品を生み出せば、大企業にも勝てる可能性があるのだと感じさせてくれます。
また大規模な広告宣伝をしなくても、口コミでも十分な宣伝効果があることも改めて感じます。
本当によいモノというのは、お客様が勝手に口コミで広げてくれるものですね。
現に私も頼まれてもいないのに、こうして口コミで紹介しているわけですから。
お金もない、人もいない、だからよい商品は作れない、大手には敵わないというのはすべて言い訳ですね。
小さくても、チャンスはいくらでもあるということを私も忘れないようにします。
この映画から勇気と希望をもらった気がします。
映画の公式サイトをリンクしておきます。
このサイトはネタバレしていないので安心です。
ご関心のある方はご覧ください
⇒ カメラを止めるな!当社業務でいくつかトピックスがあるのでご案内させていただきます。
法人のお客様からご要望をいただき、6月より新規の業務を開始しました。
会社の経営理念・社是・座右の銘などの文書を毛筆で書かせていただきます。
ご関心のある方は以下のホームページをご覧ください。
⇒ 筆文字経営理念また、事業承継に関するご相談が増えてきましたので、幅広い相談に応じられるよう、「金融業務2級 事業承継・M&Aコース」の資格を取得しました。
第三者への譲渡や買収などM&Aに関心がある方はご相談ください。
8月に入りました。
今年の夏は本当に暑いですね。体調管理にお気を付けください。
7月6日と26日に、オウム真理教の元教祖麻原彰晃と元幹部、13人の死刑が執行されました。
今もまだ被害者やご遺族の苦悩は続いていますが、日本最大のテロ事件は一つの節目を迎えました。
地下鉄サリン事件は1995年3月20日に東京の中心部で発生しました。
今から23年前、私が大学を卒業し、新社会人になる少し前のことでした。
その年、就職が決まり、私は4月1日から築地にある会社に新入社員として働くことが決まっていました。
入社するのが楽しみで希望に満ち溢れていました。
その10日前、事件が発生し、霞が関や築地の映像がテレビで流れました。
倒れている人を救護する姿や毒ガスマスクをかぶった警察や機動隊の姿があり、ただ事でないことがすぐに分かりました。
その後、事件の全容が少しずつ分かってきて、これから通う会社のすぐ近くでこんな事件が起きたことに恐怖を感じ、会社に行くことが不安になってしまったことを今でも覚えています。
結局、地下鉄サリン事件では13人が死亡し、6,500人が負傷という未曽有の同時多発テロとなったのでした。
事件に関わった幹部のプロフィールを見ると、高学歴で社会人としてのキャリアも高い人間が多くいます。
なぜこんな人物がこのような犯罪に手を染めてしまったのか理解に苦しみます。
もっと他の社会貢献となることに力を注げば、社会から感謝されるような大きな成果をあげていたかもしれません。
幹部の一人の死刑判決で、「師を誤るほど不幸なことはなく、この意味においても被告もまた不幸かつ不運であったと言える」と指摘した裁判官の言葉も印象に残ります。
京セラ創業者の稲盛和夫氏は、次のような人生の方程式を説いています。
人生・仕事の結果=考え方×熱意×能力
人生や仕事の結果は、考え方と熱意と能力の3つの要素の掛け算で決まるということです。
そして能力と熱意は、0から100まであるのに対し、考え方は、-100から+100まであると言っておられます。
つまり、いくら熱意や能力が高くても、考え方次第で結果は180度変わってくるわけです。
むしろ熱意と能力が高いほど、考え方がマイナスだと、マイナスの度合いはより高くなり、最悪の場合、大きな犯罪を起こしてしまう可能性もあります。
一連のオウム真理教事件をみると、まさにそうだと感じます。
私たちだって、順調なキャリアを積み、能力が上がったとしても、何かのきっかけで考え方がマイナスになってしまう可能性はあります。
だからこそ、何よりも考え方を大切にしなければいけないのだと感じます。
プラスの考え方というのは、「人間として何が正しいかを判断基準とする」ことです。
このような事件が二度と起こらないように、私ひとりひとりが、しっかりと考えていく必要があると感じています。
オウム真理教に関わる事件で犠牲となった方々に心からご冥福をお祈りいたします。
当社業務でいくつかトピックスがあるのでご案内させていただきます。
法人のお客様からご要望をいただき、6月より新規の業務を開始しました。
会社の経営理念・社是・座右の銘などの文書を毛筆で書かせていただきます。
ご関心のある方は以下のホームページをご覧ください。
⇒ 筆文字経営理念また、事業承継に関するご相談が増えてきましたので、幅広い相談に応じられるよう、「金融業務2級 事業承継・M&Aコース」の資格を取得しました。
第三者への譲渡や買収などM&Aに関心がある方はご相談ください。
7月に入りました。
東京はすでに梅雨明けして本格的な夏になりました。
長く暑い夏になりそうです。
サッカーワールドカップ、日本が見事に予選リーグを突破し、決勝トーナメントに進みました。
今日の夜中3時からベルギーと対戦します。
ベルギーはFIFAランキング3位、日本は61位。
明らかに格上相手との対戦ですが、勝利を期待したいと思います。
ランキング1位のドイツが予選敗退するくらいですから、勝負は何があるか分からない、下剋上も十分にあり得ると思います。
それにしても前評判というのはあてになりません。
今回のワールドカップは、大会2ヶ月前に監督の交代があり、その後の親善試合でも良い結果が残せず、グループリーグ敗戦との予想が大半をしめていました。
しかし、はじまってみれば初戦のコロンビア戦に勝利し、その後も善戦し、見事に予選リーグ突破。
諦めない
希望を持つ。
明るく前向きに。
冷静に作を立てる。
今できることにベストを尽くす。
選手と監督のそんな気持ちが伝わってきました。
スポーツから学べることは本当に多いと感じます。
私たちビジネスマンも、他人の評価によって慢心や逆に余計な脅威を抱いてしまうことがあります。
どちらの場合も自分自身の正当な能力を発揮しにくくなってしまいます。
私自身も他人の評価に惑わされない強い心を備えようと改めて感じました。
急遽、日本代表を率いることになった西野監督。
実は、1996年のアトランタオリンピックのグループリーグで、ブラジルに勝ったときの監督なんですね。
世界トップのブラジルを破った「マイアミの奇跡」です。
あの試合も精密な相手分析と、具体的な戦術を実行したことが奇跡を呼んだと言われています。
スポーツも会社も率いるトップで結果に大きな違いが出るという実例だと感じます。
もし今日のベルギー戦に日本が勝ち、ブラジルがメキシコに勝つと、次戦ベスト8で日本はブラジルと戦うことになります。
ブラジルは過去の「マイアミの奇跡」を振り返り、日本を侮れない相手と警戒するかもしれません。
それがブラジルの余計な緊張につながり、日本が勢いに乗り、ブラジルに勝ち、一気にベスト4進出なんてこともあるかもしれません。
そんな夢を描きながら、まずは今日のベルギー戦を応援したいと思います。
今月のトピックスです。
法人のお客様からご要望をいただき、6月より新規の業務を開始しました。
会社の経営理念・社是・座右の銘などの文書を毛筆で書かせていただきます。
ご関心のある方は以下のホームページをご覧ください。
本日は6月1日。
今日の東京は晴れていますが、梅雨入りも近いようですね。
「定年って生前葬だな・・」という書き出しではじまる内館牧子氏のベストセラー小説「終わった人」が映画化され、6月9日から全国公開されるそうです。
今から17年前、平成13年6月の盛和塾の機関誌に、その内館牧子氏の「私の好きな言葉」として紹介された句があります。
「乱れて盛んなるよりは、むしろ固く守りて滅びよ」
これは、大蔵流狂言の先代山本東次郎の言葉だそうです。
現代への警句として示唆に富む非常によい言葉だと思います。
私たちも仕事をしていると、どうしても媚を売ることもあるし、不本意なことでも譲歩せざるを得ないことも出てきます。
その際、「ここまでは譲れる」「ここから先は滅んでも譲れない」というラインをどのレベルに引くかが重要になってきます。
内館氏は、このラインの高低が志だと表現しています。
私は、人としての誇りだと思っています。
売上は欲しい。
喉から手が出るほど魅力的な仕事がある。
でも仕事を取るためには後ろめたい行動を取らざる得ない可能性がある。
そんなときどうするか。
人間として間違っていると判断した場合には、きっぱりと断れるか。
この判断がその先の浮沈を左右するのだと思います。
日大アメフト部の反則タックル問題が大きな話題になっています。
・試合に勝ちたい監督
・試合に出たい選手
それぞれの欲を満たすため、人として間違った手段を使ってしまった。
乱れて盛んなるというより、乱れて滅んでしまったのだと感じます。
こういうことは、企業の不正や政治家の不祥事などにも同じようなことが言えます。
また私たちの日常生活や仕事でも、究極の選択を迫られる場面はあり、決して他人事ではありません。
私自身の「ここから先は滅びても譲れない」ラインをどこに引くか。
私生活でも仕事でも、このラインを意識して過ごしていきたいと改めて感じています。
GWが終わりました。
今日から通常営業ですね。
連休中の5月3日、マリナーズのイチロー選手が、会長付特別補佐に就任したと発表しました。
ベンチ入りメンバーの25人枠を外れ、今年の残りシーズンは選手としてプレーしないとのこと。
来期以降、現役復帰の道は残されているとはいえ、事実上の引退とも受取れます。
ついにこのときがやってきてしまったという思いです。
本人の記者会見では「喪失感」はないと言っていましたが、ファンの一人である私にとっては大きな喪失感があります。
イチローは、オリックスを退団し、2001年にマリナーズの選手として大リーグデビューしました。
そして開幕当初から大活躍しました。
私も2001年に会社員を辞め、フルコミッションの生命保険業界へ転職しました。
新たな業種とフルコミッションという給与形態は希望もありましたが、大きな不安もありました。
そんななかで、同世代のイチローの大リーグでの活躍は、私にとって大きな励みとなり、たくさんの勇気をもらいました。
卓越した技術、ケガをしない自己管理、常に全力・フェアプレーという姿勢は、プロとして職種が違っても見習う点が多くありました。
そして2012年のシーズン途中からヤンキースに移籍してからは不本意な境遇もあったと思います。
ヤンキースからマーリンズと移るなかで、試合出場も限られ、代打などスポットでの出場しかできませんでした。
スター選手がこのような境遇になると腐ってしまったりしますが、イチローにはありませんでした。
そうした「与えられた場所でベストを尽くす」という姿勢は、むしろ全盛期よりもその精神性に感心しました。
イチローの生きざまを見た時、一つの言葉が思い浮かびます。
それは、一燈照隅(いっとうしょうぐう)。
伝教大師 最澄の言葉です。
これは、「自分が今置かれた場所で精一杯努力し光り輝く」という意味です。
まさにイチローにピッタリだと思います。
だからこそ、他のアスリートもイチローを見習う選手は多いそうです。
その影響は野球選手だけでなく他のスポーツ選手にも波及し、私のような一般のビジネスマンにも波及しています。
この言葉には続きがあります。
萬燈照国。
これは最初は一隅を照らすような小さな灯りでも、それに波及されるものが十・百となれば、国中をも明るく照らすことになるという意味です。
イチローの存在は、すでにこのようになっていると感じます。
私自身も見習いたいと思います。
イチローは私の一つ下の44歳。
この歳まで大リーグで活躍できたこと自体が奇跡です。
日本が生んだスーパースター。
立場が変わっても、今後のイチローをファンの一人として追い続けたいと思います。
最後にイチローの現在までの日米通算成績を載せておきます。
日本:1278安打 打率0.353 118本塁打 529打点 199盗塁
米国:3089安打 打率0.311 117本塁打 780打点 509盗塁
改めてすごい選手でした。
4月、新年度がはじまりました。
電車で真新しいスーツ姿の若者をみると、私自身も気が引き締まる思いです。
当社も4月から新年度です。
今年度もどうぞよろしくお願いいたします。
今から15年前、保険会社の研修でタイのバンコクに行ったことがあります。
現地の若い案内スタッフと二人で雑談する機会がありました。
そのなかで彼が流暢な日本語で私に話したことを今でも覚えています。
「日本人は悪いことをすると自分で切腹するから警察はいらないのですよね?」
江戸時代の昔話がそのまま語り継がれているような話ですが、彼は冗談ではなく、真面目に話していました。
そこには、日本人に対する尊敬と憧れがあるように感じ、私自身、日本人として誇りに思いました。
海外の人からみた日本人には、正直・誠実・潔さという印象が少なからずあったのだと思います。
翻って現在の日本では。
財務省理財局が学校法人「森友学園」に国有地を値引きして売却し、都合の悪いことが記述されている決裁文書を改ざんした問題が世間を揺さぶっています。
首相官邸や政治家からの働きかけ、首相自らの進退に言及する発言に対する財務省の忖度があったのではないかという見立てもあります。
真相は分かりませんが、私が思うことは、ただ一つです。
「改ざんに至るプロセスで、「こんなことは間違っている。私にはできない。」という強い拒絶の声が上がらなかったのか?」
影響力のある地位にいる誰か一人くらいは、絶対にこんなことは許されないと言って、強く拒絶できる人がいなかったのか、ということです。
赤信号みんなで渡れば怖くないと言いますが、誰か一人くらいは、「赤は渡ってはダメ」と言って欲しかったと思います。
私は、京セラ創業者である稲盛和夫氏が主催する経営塾に参加しています。
稲盛氏は、次のように言っています。
「人生も仕事も、人間として何が正しいかを判断基準とする。」
森友問題が罪に問われるかどうかは私には分かりません。
しかし、人間として正しくないことをしているとは感じます。
世論が納得していないのもそうした感情だと思います。
15年前のバンコクの彼がこのニュースを見て日本人に対して幻滅していたら残念でしかたありません。
新年度にあたり、私自身、「人間として何が正しいかを判断基準とする。」ということを再認識し徹底したいと思います。
きれい事と思われる方もいるかもしれませんが、この言葉は、京セラとKDDIを創り、JALを再建させた日本を代表する経営者の言葉です。
私は稲盛氏の言葉を支持します。
今日から3月に入りました。
年度末の会社も多いと思います。
当社も3月が年度末です。
悔いが残らないようにしっかりと仕事に取り組みたいと思います。
平昌オリンピックが閉会しました。
北朝鮮が特例で参加したり、アイスホッケー女子で南北合同チームが結成されて融和ムードを演出するなど、政治色が強い印象を受けました。
しかし、日本選手は大健闘しました。
日本は、金4、銀5、銅4の計13個のメダルを獲得し、メダル総数では過去最高を更新しました。
個人競技も団体競技でもメダルを獲得し、すばらしい結果と感動を残した選手たちに拍手を送りたいと思います。
個人的は、11月の大けがで休養し、ぶっつけ本番でのぞんだフィギュアスケートの羽生選手に注目していました。
仕事の合間に時間を作り、ショートプログラムとフリー、両日ともにリアルタイムで演技を見ました。
不安と重圧のなか、見事に金メダル。
技術はもちろん、精神力に感動しました。
4年に1度のオリンピック。
1つの演技、レースに4年間の成果を出すことは本当に難しいことだと思います。
オリンピックは技術や演技でも感動しますが、そうした4年間の努力が報われたあとのメダリストの試合後の言葉にも感動を受けます。
今回も、印象に残るメダリストの名言がたくさんありました。
私が印象に残った名言を挙げてみたいと思います。
【2018年平昌オリンピック メダリストたちの言葉】
<平野歩夢選手>
ノーボード 男子ハーフパイプ 銀メダル
・悔しさと同時に刺激を受けた。まだ、この先があるんだとメダルが教えてくれる。
・僕は滑り1つで周りを黙らせることにこだわっている。
<渡部暁斗選手>
ノルディック複合 個人ノーマルヒル 銀メダル
・メダルを取れたという喜びと安心感が半分、金メダルにたどり着けなかった悔しさが半分ある。
<小平奈緒選手>
スピードスケート 女子500m 金メダル
・すべて報われたような気持ちです。
<高木美帆選手>
スピードスケート 女子パシュート 金メダル
・自分たちがパシュートにかけてきた時間はどの国よりも長い。自信を持って挑んでいきたい。
<宇野昌磨選手>
フィギュアスケート 男子シングル 銀メダル
・完璧な演技をしたら1位になれると思ったが、1個目を失敗した時点で笑いが込み上げてきた。
・羽生結弦選手はあこがれ。日本一になることが世界で一番難しいと思うので、いつまでも追いかけたい。
<羽生結弦選手>
フィギュアスケート 男子シングル 金メダル
・僕はオリンピックを知っている(ショートプログラム終了後)
・勝たないと意味がない。何よりこれからの人生でずっとつきまとう結果なので、大事に大事に結果を取りに行きました。
これらの名言を見ると、
・結局は、結果を出さなくては意味がない。
・プロセスの途中で少し失敗しても前向きに頑張る。
・常に向上心を持たないと成長はしない。
・日常の努力が本番にのぞむときの自信になる。
・悔しいと思うことが大切。
・技術や技能にとことんこだわる。
こんなことを教えてくれているように思います。
メダリストだちの言葉は、私たちビジネスマンにとっても、「プロとしての姿勢」として学ぶべき部分がたくさんあると思います。
私自身も一つ一つの言葉を腑に落して、日常の仕事に生かしていきたいと思いました。
今日から2月に入りました。
毎日寒い日が続きますね。
東京は今晩から明朝にかけて雪の予報が出ています。
交通状況に気を付けたいと思います。
先日、政府が公的年金の受取り開始年齢について、受給者の選択で70歳超に先送りできる制度の検討に入ったとの報道に触れました。
つまり年金を75歳とか80歳から受取ることも可能となるということです。
80歳から年金ってすごいですね。
政府は同時に、高齢化の一層の進展に備え、定年延長など元気な高齢者がより働ける仕組みづくりも進める方針とのこと。
2020年中にも関連法改正案の国会提出を目指すといいます。
現在から将来に向かい、少子化・高齢化・長寿化の流れは加速します。
なので、年金受給は高くなり、受給水準は低下していく傾向になると思います。
私自身も現役世代の一人として危機感を持っています。
これからどうなっていくのでしょうか。
私のお客様や知人・親戚をみると、70歳を超えても働いている方も多いです。
ですが65歳で完全に引退されている方もいます。
企業も有能で価値のある人材であれば65歳でも70歳でも在籍していて欲しいと考えるでしょうが、そうでなければ働きたくても働く先がないというケースもあると思います。
高齢者の格差が広がっていくのかもしれません。
そうすると、高齢になっても会社や社会から求められる人材に自分がなっている必要があるのだと思います。
また、収入が減っても、労働収入以外に定期的に入ってくる収入源を持っていることも大切な備えだと思います。
そう考えた時、これからの生き方の備えは次のようなことだと私は考えます。
1.高齢になっても会社や社会から必要とされる人材となるため、専門知識・技能・コミュニケーション能力を高め続けること。
2.こつこつと確実にしかも収益性が見込める個人年金等の金融商品で私的な積立てを行い、高齢になってからの定期的な収入源を準備すること。
3.健康であること。
この3つのハイブリッド運用が人生100年時代を生きる秘訣だと考えます。
私の担当分野は、上記の2です。
特に20代から40代の世代には、必要性を訴え、積極的な情報提供をしていきたいと思っています。
キーワードは、「自助努力」。
会社や社会から何かを与えられるのではなく、自分自身が主体的に努力して将来に備える。
このような姿勢への心がけが今後ますます重要になってくるのだと思います。
「年金70歳超も選択肢」という話題に触れ、改めて気を引き締めているところです。
あけましておめでとうございます。
2018年がスタートしました。
お正月は長野にいる妹家族が帰省しました。
甥と姪が学校で書き初めの宿題が出たということで、指導しました。
小六の甥の課題は、「新たな決意」でした。
手本を書きながら、いい課題だなと思うと同時に、決意だけでは何も変わらないと自分を戒めました。
自分が変わるためには、決意に向かう「具体的な行動」しかありません。
大前研一氏は以下のようなことを言っています。
===
人間が変わる方法は3つしかない。
1番目は時間配分を変えること。
2番目は住む場所を変えること。
3番目はつきあう人を変えること。
この3つの要素でしか人間は変わらない。
最も無意味なのは「決意を新たにする」ことだ。
===
厳しい言葉ですが的を得ています。
今年の干支は戊戌(つちのえいぬ)。
過去の同じ干支は60年前の1958年(昭和33年)でした。
当時の出来事を調べてみました。
・皇太子・美智子様の婚約(初めての民間からの皇太子妃)
・東京タワーの完成(ラジオからテレビへ)
・プロ野球長嶋の巨人入団と川上の引退(主役交代)
・一万円札発行(紙幣の変化)
・チキンラーメン発売(料理の時間短縮)
・軽自動車スバル360の発売(車両需要の変化)
こうみると、今までの常識が変わるような「変化」の年だったのだと感じます。
歴史は繰りかえすと言います。
60年前の世相を踏襲するとすれば、今年のキーワードも「変化」になるかもしれません。
私自身も、今年のテーマを「はじまりの始まり」としました。
将来に向けて、成長と変化のはじまりの一年にしたいと思います。
まずは時間配分を変えることに挑戦し、具体的な行動をしていきます。
本年もよろしくお願いいたします。
先ほど、オフィスのカレンダーをめくりました。
残り1枚。
本日は12月1日。
今年も残り1ヶ月となりました。
悔いのないようにこの1ヶ月を過ごし、1年を締めくくりたいと思います。
先日、前職の「S社長を囲む会」を開催しました。
前職とは、私が22歳のとき、学校を卒業してはじめて社会人として就職した会社です。
S社長は32歳で起業され、2013年、70歳で引退されました。
引退されて4年強、現在75歳になられました。
このたび、有志の数名と企画し、約20名の現役・OBが集まりました。
集まったのは、S社長が直接採用した新卒の社員です。
社長も喜んでくれて、集まった同僚・先輩・後輩たちも楽しい時間を過ごしました。
私は28歳のときに退職しているので、退職してから17年も経っています。
それでも時間のギャップを全く感じず、昔と同じように過ごせました。
毎年、新卒採用を継続されたおかげで会社を通じてこれだけの縁をいただいたことに感謝するとともに、そういう縁を与える会社経営というのは尊いと感じました。
社長からのご挨拶のなかで、「現在は変革の時代。チャンスは大いにある。」とのメッセージをいただきました。
現在、社長は、都心に個人オフィスを構えていますが、趣味やスポーツを満喫し、大変充実した毎日を過ごされていると感じます。
38年間、オーナー経営者として、まさに粉骨砕身、常に緊張感をもって仕事に打ち込んだからこそ、今があるのだと思います。
私は45歳。
70歳まで25年もあります。
S社長を手本とし、誰にも負けない努力でこれからも仕事に打ち込みたいと思います。
社長挨拶のとき、私を含めた参加者全員が背筋をピンと伸ばし、真剣な眼差しで社長講話を聞いている姿が印象的でした。
時が経っても、現役・OB問わず、私たちにとっては、いつまでも社長は社長なんだなと実感しました。
社会人になってはじめて入った会社の社長が、このS社長で本当によかったと改めて感じています。
最後に撮った記念写真を大切にしたいと思います。
東京は秋の深まりを感じられる季節になりました。
今日から11月、今年もあと2カ月ですね。
私は、京セラ創業者の稲盛和夫氏が主催する盛和塾という経営塾に入っています。
塾には日本全国、その他海外にもあり、塾生は10,000人を超えています。
私はいろいろな経緯があって新潟塾に所属しています。
その新潟塾で「機関誌マラソン」という取り組みをしており、私も参加しています。
何かというと、盛和塾では機関誌を発行しており、その機関誌を読み、感想を書くというものです。
機関誌1号は平成4年に発行され、現在まで146冊が発行されています。
10人のチームを作り、毎週、1号ずつ読み、感想を書いてメールします。
1人ずつ必ず1冊ずつ読みます。
毎週日曜日の24時が締切で、締切を2回守れなかった場合、脱落となります。
私は6月からスタートし、5ヶ月が経過しました。
20冊読んで感想を書いたことになります。
今、私のかばんには常に機関誌が入っています。
そして主に電車移動のとき読み、気づきが強い部分にアンダーラインを引き、そこから5つを抜き出して感想を書く。
これを日課にしています。
ページ数が100ページ~200ページあるので、日課にしないと週一回の感想が書けません。
機関誌の内容は、稲盛塾長の講話、塾生の経営体験発表と稲盛塾長のアドバイスコメントが主です。
第1号は平成4年なので25年前ですが、今読んでも全く色あせることなくとても勉強になります。
時代が変わっても経営の本質は不変だということを改めて感じます。
また25年前から稲盛塾長の考え方が一貫していて、まったくぶれていないことにも感動します。
読んでいると、自分の甘さを痛感させられます。
強く思い、出来ると信じて、妥協することなく行動する。
結局はこれに尽きると感じます。
機関誌マラソンはあと2年半続きます。
読んで気づくだけでなく、感じたことを学んだことを実際の行動に落す。
そして昨日よりも少しでも前進する。
機関誌マラソンを完走したあと、自分と会社が発展していると信じ、一日一日を大切に過ごしていきたいと思います。
10月に入りました。
昨日、カレンダーをめくったら、残りがあと3枚しかないことに気づきました。
今年もあと3カ月ですね。
先日、お客様が都内のホスピスに入院しました。
ホスピスとは、「がん」などの終末期のケアを行う施設のことです。
主に痛みや苦しさを緩和させるケアを行います。
今まで一般の総合病院に入院されていましたが、病状を考慮して、より適したケアを受けられるホスピスに転院されました。
お客様のご家族が遠方ということもあり、ご本人とご家族の同意のもと、病院を訪ね、主治医と面談する機会をいただきました。
今後の緩和ケアプロセスや医療サポート体制などを聞き、病室にも入りましたが、全体のサポート体制の充実ぶりに感心しました。
病院というより、自宅で過ごすような感覚で、自宅に医療専門スタッフが常駐しているようなイメージです。
ご本人も全体の環境に大変満足されています。
それでいて、公的な健康保険の適用があり、それゆえに高額療養費の対象となるため、月の医療費は限定的です。
さらにご契約いただいている医療保険とがん保険の支払い対象になるため、お客様の実質的な経済的負担はほとんどないことも分かりました。
これには、ご本人もご家族も安心されていました。
ホスピスは、中世ヨーロッパで旅の巡礼者を宿泊させた小さな教会が由来となっているそうです。
そして旅人が病や健康上の不調で出発できなければ、そのままそこに置いてケアや看病したことから、看護施設全般をホスピスと呼ぶようになりました。
教会で看護にあたる聖職者の無私の献身と歓待を意味する「ホスピタリティ」、今日の病院を意味する「ホスピタル」も、元々はホスピスが語源になっています。
ホスピスには医師や看護師などの医療の専門家だけでなく、精神ケアを担当する宗教家や、散歩の付き添いや話し相手、お茶配りなどを担当するボランティアスタッフも従事しています。
私に細かな説明をしてくれたのもボランティアの女性でした。
こうしたボランティアの存在が、患者さんの快適性を後押ししてくれているのだと感じます。
人は、生まれてきて、やがて寿命を迎えます。
その天寿を全うする最終期にどう過ごすか。
これにはさまざまな価値観があると思いますが、ホスピスも有力な選択肢だと思いました。
ホスピスを語源にし、今日では、「おもてなし」とも訳される「ホスピタリティ」。
ホスピスというのは、人生の最終期における、究極の「おもてなし」だと感じました。
私はお客様と一生涯のお付き合いをすることを信条としています。
長きにわたりお付き合いしてきた大切なお客様です。
私もお客様を支える、おもてなしスタッフの一員として、尽力したいと思っています。
今日から9月です。
東京の8月は雨が多く、夏を実感することが少ないまま、秋の訪れを感じるような天候になっています。
ここ数年、老後のための資産形成に関するご相談が増えています。
その背景にあるのは、少子高齢化・長寿化社会を迎え、社会保障制度の公的年金だけでは老後の生活が不十分という不安からだと思います。
私自身も一般のお客様と同じ不安を感じている一人です。
そうした時代の流れを受けて、政府としても貯蓄から投資へという方針のもと、さまざまな新制度や取り組みをはじめています。
NISA(少額投資非課税制度)・iDeCo(個人型確定拠出年金)、そして来年からはじまる積立NISA(長期型NISA)などが代表的なものです。
また生命保険会社各社でも、米ドル建て年金受取型特殊養老保険・変額個人年金などが、老後の資産形成ニーズに該当する商品で、当社でも個人保険では売れ筋商品となっています。
しかし、選択肢が増えた分、それぞれの特徴をとらえることや、どれを選択してよいか分からないといった新たな課題が出てきていることも事実です。
そうしたなか、森金融庁長官の基調講演の資料を拝見する機会に恵まれました。
その講演のなかで、資産運用の世界を代表する思想家であるバートン・マルキールとチャールズ・エリスがその共著のなかで述べている、「個人が投資で成功するための秘訣」が紹介されていました。
端的で分かりやすく、本質をつくメッセージのため、ご紹介します。
一般の方々がこれから資産運用を検討するなかでご参考になればと思います。
<個人が投資で成功するための秘訣>
1.ゆっくりと、しかし確実にお金を貯める秘訣は再投資(複利)にあることを認識すること。
2.市場の値上がり、値下がりを気にかけず、一定額をこつこつと投資すること。
3.資産タイプの分散を出来るだけ図ること。
4.市場全体に投資するコストの低い「インデックスファンド」を選ぶこと。
※ 投資の大原則 (バートン・マルキール著・チャールズ・エリス著)より
これをもう少し分かりやすい表現にすると以下のようになります。
1.時間と複利を味方にすること。
2.ドルコスト平均法を活用すること。
3.分散投資を図ること。
4.投資コスト(手数料等)を意識して商品を選択すること。
どれも私が日々お客様へご案内していること、私自身が取り組んでいることとおおむね一致しています。
20年・30年先への資産形成。
少子化による社会保険料減収、高齢化長寿化による社会保障費増大。
国の収入が減り、支出が増えるという構造がますます加速していくなか、個人の自助努力による資産形成は今後ますます必要性が高まります。
私も当社も、老後の資産形成に関する情報提供はこれからも積極的にしていきたいと思っています。
そのためには私自身も情報収集を怠らず、正しい情報をタイムリーにお届けすることを心がけます。
幅広く商品やファンドを検討しながら、ご自身に合った資産形成の方法を見つけてくださいね。
本件についてご関心やご質問がある方はお気軽にお問い合わせください。
今日から8月ですね。
梅雨明けはしたものの、はっきりしない天気が続いています。
そんななか、夏の高校野球、東京都代表が東西ともに決まりました。
私の母校、佼成学園は、西東京でベスト8まで勝ち進みましたが、今年も甲子園への切符を手に入れることはできませんでした。
西東京は東海大菅生が優勝。
2強といわれた日大三と清宮選手擁する早実に勝っての優勝ですから、堂々と甲子園で戦い、全国優勝を目指して欲しいと思います。
今年の予選も応援に行きましたが、自分が高校生だたときのことが蘇り、本当に熱くなりました。
負けはしましたが、連戦、すばらしい試合をしてくれた後輩選手たちに感謝です。
そういえば、大阪の女性国会議員が浦和レッズのサポーターを批判して炎上していましたね。
ツイッターに投稿した記事をそのまま載せると、以下の通りです。
「サッカーの応援しているだけのくせに、なんかやってる気になってるのムカつく。他人に自分の人生乗っけてんじゃねえよ。」
私もある意味、現役選手たちに自分の人生というか夢を乗っけて応援しています。
自分が甲子園に行くという夢を実現できなかったので、今の選手たちに夢を託しているわけです。
そういう意味では、私も、この女性議員にとっては批判の対象となるのだと思います。
確かに直接自分に向けられた言葉ならば、言葉も汚いし、嫌な気分になります。
ただ、その批判に批判で返したり、相手の考え方が間違っていると議論することはないと思います。
この人とは、価値観や考え方が合わないと思って終わりです。
自分と考え方や思想が違う相手を敵と思うことって本当に危険だと思います。
敵の敵は味方となり、敵の味方は敵となってしまい、大きな争いの元になるからです。
ただ「自分とは違う」と思えばよいのだと感じます。
私にとっては、野球というスポーツを通じて、自分の夢を託せる野球部の存在がありがたいし、すばらしい仲間や先輩後輩と出会えたことはすばらしいことです。
先日、坂東玉三郎さんの講演を聞く機会がありました。
参加者の一人が、「文化にもグローバリズムが広がり、日本のよき文化が失われつつあることに懸念を感じている。どう思われますか?」と質問しました。
それに対して、玉三郎さんの回答が印象的でした。
「あなたがどう危機感を覚えようがかまわない。だけど、日本の文化こそがすばらしい!と声を大にして多数に向けて発信することは勧めない。まして他人に強要してはいけない。ただあなたが、「日本の文化はすばらしい」と思えばよい。」
私もまったく同感です。
昨今のマスコミやインターネットを通じた批判の応酬に触れて、価値観の主張が他人への強要や押しつけにならないように、自分自身も気を付けなければと改めて気づかされました。
都議選の開票結果が出ました。
私も、6月30日に期日前投票を済ませ、都民の一人として結果を見守りました。
すでに大きく報道されていますが、結果は以下の通りです。
都民ファーストの会が49議席を獲得して都議会第一党に。
公明党など小池知事を支持する勢力を含めた勢力は79議席で過半数に。
自民党は前回の59議席から大幅減の23議席で惨敗。
投票率は51.28%(前回比+7.78%)。
小池都知事は、約1年前の昨年7月に行われた都知事選の勢いそのままに都議選でも大勝利しました。
この都議選の結果を受け、小池知事は日本の最も影響力のある女性になったと言っても過言ではないと感じています。
今回の都議選を見ると、都民ファーストの会を選択したというより、自民党にNOを表明した有権者が多かったように感じます。
自民党勢力の国政レベルにおける不祥事疑惑などの影響もあったと思います。
が、既存勢力への拒否という視点では、イギリスのEU離脱やトランプ大統領の誕生ということにも共通する部分があるかもしれません。
国内を振り返れば、8年前、2009年9月の民主党による政権交代にも共通点を見いだすことができるように感じます。
都議選は国政にも大きな影響を及ぼすと言われています。
以下は、過去の都議選とその後の国政選挙の関係です。
2005年7月都議選 自民党50議席割れで大敗。その後、小泉内閣解散。2005年9月衆議院選挙で自民党圧勝。
2009年7月都議選 民主党54議席で都議会第一党に。自民党38議席で大敗。2009年9月衆議院選挙で民主党による政権交代。自民党は野党に。
これを見ると、自民党にとっては、都議選での敗北という逆境を、逆にチャンスとした事例と、逆境のまま埋没してしまった事例の両方があるのですね。
これは、当時の国のトップ、総理大臣(=自民党総裁)の決断力と行動力の差だったと感じます。
現在の衆議院の任期は2018年12月です。つまり、あと1年5カ月の間に、必ず、衆院選挙はあります。
私たちにとっても、再度、重要な選択を迫られる選挙となりそうですね。
それにしても、都民ファーストの会が立てた50人の候補者のうち、ほとんどが政治家経験のない新人です。
にも関わらず、50人中49人が当選というのは驚きです。
私の居住地、小金井市でも、現役の精神科医の候補者が当選しました。
ポピュリズム台頭への懸念も囁かれていますが、素人集団の候補者を率いて勝利した小池知事のリーダーシップは、企業経営においても勉強になる点が多々あると感じました。
いずれにしても、2020年の東京オリンピックは、小池都知事と今回選出された都議会議員で迎えることが決まりました。
これからの東京都行政と議会運営を見守りたいと思います。
今日から6月ですね。
6月は梅雨に入ると鬱陶しい日が続きますが、紫陽花が見頃になりますね。
私も今年は鎌倉の明月院に出かけて紫陽花を楽しみたいと思っています。
さて生命保険文化センターから平成28年度の生活保障に関する調査が発行されています。
現在の暮らし向きから老後に関することまで非常に幅広く調査されています。
そのなかでお客様からよく質問を受けるような関心が高いと思われる項目がいくつもありましたので抜粋してみました。
10年前と現在を比較した表を作成してみました。
10年前と比べて、現在はどのように変化したのでしょうか。
なかなか興味深いデータですのでよろしければご参照ください。
平成28年度 | 平成19年度 | 増減 | |
---|---|---|---|
入院時の入院日数 | 19.1日 | 22.9日 | ↓ |
入院時の自己負担費用 | 22.1万円 | 30.1万円 | ↓ |
疾病入院 保障付生命保険の加入率 | 69.5% | 71.3% | → |
疾病入院加入日額 | 9,877円 | 10,221円 | → |
がん保険等がん関連保障の加入率 | 37.8% | 31.2% | ↑ |
個人年金保険の加入率 | 21.4% | 21.0% | → |
生命保険加入率 | 81.0% | 79.9% | → |
生命保険加入金額(男性) | 1,793万円 | 2,382万円 | ↓ |
生命保険加入金額(女性) | 794万円 | 980万円 | ↓ |
介護保険関連保障の加入率 | 9.9% | 6.5% | ↑ |
年間払込保険料(生命保険全体) | 19.7万円 | 23.7万円 | ↓ |
※公益社団法人生命保険文化センター 「生活保障に関する調査」 より
まず目立つのは、がん保険と介護保険の加入率増加です。
介護保険分野は近年、各保険会社で商品開発が進んでいます。
高齢化社会が加速するなか、この分野の関心はますます高まるのだと思います。
日本人のがん罹患率は、男性は2人に1人、女性は2.5人に1人です。
これを考えると、個人的にはがん保険の加入率はもっと高くていいのかなと思います。
また、生命保険加入金額(死亡保険金)と年間払込保険料(掛け金)は減少しています。
この要因はいろいろなことが複合的に絡み合っているだと思いますが、あえて要因を類推すると、この10年間で、以下のような変化があったからでしょうか。
・男性の加入保険金額の減少要因⇒女性の経済的自立度向上と婚姻率の低下
・年間払込保険料の減少⇒若年層の所得低下と保険会社各社の保険料水準の低下
少し意外だったのは、生命保険・医療保険・個人年金の加入率が、この10年間、ほぼ横ばいであることです。
将来的な社会保険制度の給付水準が低下されることが予想されるなか、この分野の加入率が増加していてもよさそうですがそうでもないのですね。
保険見直しなどの一助となれば幸いです。
これ以外にも非常に多くのアンケート結果がレポートされています。
ご関心のある方は以下もご覧ください。
⇒ 公益社団法人生命保険文化センター 「生活保障に関する調査」
今日は5月1日です。
大型連休で今日もお休みを取られている方も多いかもしれません。
私も昨日は山梨の昇仙峡と金桜神社に行ってリフレッシュしてきました。
連休中ということもあり、今日は、いつもの仕事関連の話題とは違ったことを書いてみます。
実は私は、長く書道を学んでいます。
幼少の頃から教室に通い、高校の書道の先生が著名な先生で、その先生の影響で現在でも続けています。
そして2年前から、小金井市で書道教室を開催していて、現在では新潟でも教室をさせてもらっています。
これまで振り返ってみると、仕事をしながら書道を学ぶことで精神情緒のバランスと安定が図れたと感じています。
仕事は「論理」。
書道は「感性」。
一見、全く相乗効果を見いだせない2つのことが、実際には、それぞれを高められる結果となったような気がしています。
師は、書文化を広く広めること、門人の経済負担をできるかぎり軽くすること、この2つをポリシーにされていました。
なので私も、この2つを守り、門戸を広げるため大人も子供も初心者でも参加しやすくし、会費もできるだけ少額で実施しています。
教室では、大人は王義之などの中国古典を題材にした臨書、子供は専用機関誌を活用した教育書道を行っています。
誰でも参加できますのでご興味のある方はご参加ください。
遠方の場合には通信教室で対応します。
漢字は中国から輸入されました。
ひらがなは、漢字を元に日本人が作りました。
中国オリジナルの漢字を、日本人がそれを元にひらがなとして加工したのです。
そして現在、一般に書かれている文章は、漢字とかなが交じった文章です。
そうは言っても元は中国です。
「弘法も筆の誤り」で有名な空海(弘法大師)も唐時代の中国に渡り、書を学んできました。
今でも日本と中国の書道交流は盛んで、両国の書文化を通じた関係は比較的良好だと感じます。
お互いを尊重しているからです。
近隣諸国との政治的な軋轢が強まっています。
お互いを尊重するという文化交流は、緩和のヒントになると思っています。
<書道教室>
会費:大人500円 子供100円
小金井教室 5月21日(日) 6月18日(日) 7月30日(日)
新潟教室 5月24日(月) 6月28日(水) 7月26日(水)
ご関心のある方はお気軽にお問い合わせください。
4月、新年度を迎えました。
都心の桜は満開。
まさに春爛漫、大変爽やかな季節となりました。
先日、公私ともにお世話になり、尊敬する経営者、「ばかうけ」で有名な栗山米菓の栗山社長が以下のような話をされていました。
新年度にあたり、以下、ご紹介するとともに、私自身の事業活動の縁(よすが)としたいと思います。
***
売上をあげることだけを優先したり、テクニックに走る営業マンは怖くて使えない。
お客様のことを考え「きれいな心」で仕事をする営業マンを育てたい。
***
お客様の役にたつこと、喜ぶことを、「きれいな心」で実践する。
結果、お客様から評価され、売上も利益もあがる。
そして夕方は早く帰り、家族との時間を大切にする。
そうすると家庭が円満になる。
家庭が円満になれば、気持ちに余裕ができて、仕事に集中でき、よりお客様のことを考えられるようになる。
その結果、仕事もますますうまくいく。
同社は毎年、成長発展され、好業績を継続しています。
そして社長自身がこれを実践されています。
だからこそ説得力があります。
企業や政治家、または役所などの不祥事をみるとき、いろいろな言い分はあるにしても、結局はこの「きれいな心」が抜け落ちてしまった結果だと感じます。
私自身も、きれいな心で仕事をすることを絶対に忘れないようにしたいと改めて感じています。
また「きれいな心」で仕事をしていれば、間違いはないと信じています。
当社は3月で10期目の決算が終了し、4月から11期目がはじまりました。
会社が10年継続できたことは、お客様をはじめ、多くの支援者や、当社業務をサポートしてくれた方々のおかげです。
本当にありがとうございます。
11期目からも「きれいな心」で仕事をすることをお約束します。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
今日から3月です。
春はもう、すぐそこ。
1ヶ月後には桜が咲きますね。楽しみです。
年度末の会社も多いと思います。
当社も3月が年度末です。
悔いの残らないように、また1ヶ月、頑張りたいと思います。
すでに報道でご存じの方も多いと思いますが、生命保険会社各社では、4月2日から保険料の値上げを予定しています。
これは、昨年2月からのマイナス金利政策により、長期金利が低迷し、生命保険会社の運用難が要因です。
お客様の大切な財産を守る生命保険会社は健全性の維持が必須のため、金融庁は標準利率を引き下げました。
これにともない、各生命保険会社では予定利率を引き下げ、保険料を値上げすることとなりました。
私たち販売代理店としても影響は大きく、4月以降の対策を考えていかなければいけません。
今回、各生命保険会社が一斉に値上げを予定しています。
この件に関し、お客様をはじめさまざまな方からお問い合わせをいただいています。
そのなかで、少しご認識の相違などを見受けられる点もあるため、重要と思われる点について少し解説しておきます。
以下の2点が重要なポイントです。
1.今回の値上げは4月2日以降の新規契約が対象です。既存契約については影響がありません。
2.すべての保険商品が値上げされるわけではありません。
<値上げ予定の商品と値上げ率>
終身保険・学資保険・年金保険等の貯蓄性の高い商品
値上げ率:10%~20%
※定期保険等の掛捨て商品も一部値上げ予定がありますが、数%程度と値上げ率はわずか。
<値上げしない保険商品>
医療保険・がん保険・収入保障保険等の掛捨てタイプの保障系商品
<保険会社によって対応が分かれる商品>
逓増定期保険等の一部の法人向け商品⇒値上げする会社としない会社があります。
なので、値上げが予定しているからと言って、必ずしも、3月中にあわてて契約や見直しをする必要はありません。
ご自身のニーズや比較検討をしっかりしてご契約することをお勧めします。
ただし、将来の資産形成を考えての終身保険や年金保険、お子様のための学資保険等について、契約するご意向を固められている場合には、3月中の契約の方が有利ではあります。
私たち保険代理店は、商品の価格決定権はありません。
経営しているコンビニの売れ筋商品が、10%~20%値上げされてしまうのと同じです。
このなかで、どのように事業を運営していくか。
しっかりと変化への対応をしていきたいと思います。
年が明けたと思ったら、あっという間に1ヶ月が経ち、今日から2月がはじまりました。
1月のトピックスといえば、やはり、トランプ大統領の就任だと思います。
やはり世界的なイベントなので、この件に関する感想と考えを書いてみます。
まず、マスメディアの予想はあてにならないということ。
英国のEU離脱に続き、米国大統領の選挙も、多くのマスメディアの予測が外れたと言えます。
また選挙期間中、トランプ大統領が過激な発言を繰り返しましたが、就任後は落ち着き、現実には実行できないだろうという予測も外れました。
善くも悪くも、トランプ大統領は自らの公約を就任から10日余りで次々に実行しています。
メキシコ国境の壁建設計画、TPP離脱、難民やイスラム圏市民の入国制限、そしてこれを批判した司法省トップの解任。
まるで中小企業のオーナー経営者が、鶴の一声で会社の大方針を転換していくかのように。
国内企業の法人税減税、輸入関税の引き上げなどもこれらに続くとみるのが自然だと思います。
2000年以上も昔、古代ローマの実質的な初代皇帝であるユリウス・カエサルは以下のように言っています。
「人間ならば誰にでも、現実のすべてが見えるわけではない。多くの人は、見たいと思う現実しか見ていない」
まさに多くのマスメディアや私たちは、「見たいと思う現実」で予測しましたが、本当の現実は違ったのでした。
この言葉は実に多くのことを示唆してくれていると感じます。
見たいと思う現実ではなく、見なくてはならない現実を認識し、受け止め、主体的に対応する。
私たち自身がこんな姿勢を心がけることが今後ますます重要になってくると感じています。
私の仕事に関連した、「見なくてはならない現実」の一つに、社会保障制度の水準低下への懸念があります。
少子高齢化、長寿化による、医療費や給付年金の増大により、これは避け通れない現実だと思っています。
客観的な事実を検証し、自助努力の重要性をお客様へ正しく伝えていくことが当社と私の使命だと考えています。
新年明けましておめでとうございます!
2017年、平成29年がスタートしました。
本年もよろしくお願いいたします。
生命保険の仕事をしていると、多くのお客様の入院や手術に関わります。
そして、医療技術の日進月歩の進歩に感心することも多いです。
昨年もそれを実感する喜ばしい事例がありました。
お役に立つ方もいらっしゃると思い、情報提供させていただきます。
70代女性のお客様です。
10年前に保険契約をいただき、そのときは健康そのものでした。
しかし、3年前、C型肝炎に感染していることが判明。
30年前に善意で行った献血が原因である可能性が高いことも分かりました。
長い歳月の潜伏期間を経て、感染が顕在化したのでした。
その後、肝機能を改善するためのお薬を定期的に注射する対処療法で治療を続けていましたが、経過は芳しくありませんでした。
しかし、昨年、9月、C型肝炎の特効薬が国内で発売されたことを知ります。
その薬の名称は、「ハーボニー」。
C型肝炎ウイルスの除去について、100%の著効率の薬です。
この薬を12週間、一日一錠の錠剤を飲むだけで、C型肝炎ウイルスが除去できると言われています。
さらに、本来一錠8万円、12週間で約720万円かかる医療費が、医療費助成の制度を活用することで、患者負担は月に1万円~2万円ですみます。
実際、このお客様は12月に10日間入院をして、検査やこの薬を飲みはじめましたが、退院したときに病院で支払った医療費は6,000円だったと聞いています。
別に医療保険に加入しているので、入院給付金を受取ることができ、費用がかからないばかりかプラスになります。
すでに退院し、あとは残り9週間くらい、薬を飲み続けるだけです。
それで完治できる可能性が非常に高いです。
幸い副作用も出ず、快適な生活を送られています。
私はこのお客様と接していて、以下の2つのことを学びました。
・諦めなければ道は開けるということ。
・過去を嘆かず、未来を思う大切さ。
献血で感染した可能性が高いことが分かっても、恨んだり、嘆いたり、一切されませんでした。
過去を嘆いても変わらないことを知っているからです。
そして諦めずそのとき受けられる治療を続け、明るく未来を描き続けました。
その結果、今回の新薬での治療を受けられたのだと思います。
これは、医療にかぎらず、会社経営でも日常生活でも通じることだと思います。
今回もお客様を通じて、すばらしい学びと気付きをいただきました。
C型肝炎ウイルスの感染者は、日本人に約200万人いると推計されています。
この情報が少しでもお役に立てばうれしく思います。
健康は本当に尊いですね。
今年一年、みなさまにとって、明るく過ごせる年となるように願っています。
今日から12月。
今年も残り1ヶ月、悔いのない行動で、よい一年の締めくくりとしたいと思います。
先日、ピロリ菌の除菌治療を受診し、除菌が完了しました。
ある方の勧めでピロリ菌感染の検査をし、陽性だったため、除菌の治療を受診しました。
ピロリ菌というのは、胃に生息する細菌で、胃がんをはじめ、胃腸系疾患の原因となるものです。
日本人の約50%が感染していると言われていて、年齢が高くなるほど、感染率も高くなります。
そして日本人の感染率は先進諸国のなかでは最も高く、この原因は水道水や井戸水の摂取という説もあります。
欧米では水道水をそのまま飲みませんが、日本の場合、水質がよいため水道水を飲むことも多く、水のよさが結果的に感染率を高めているという皮肉でもあります。
また、ピロリ菌が陽性であることが分かっており、除菌していない状態で生命保険に申込むと、胃および十二指腸の病気は一定期間保障しないという条件がつく場合が多いです。
このことは、保険会社として、ピロリ菌が胃や十二指腸の疾患の原因となるリスクを統計的に認知していると言えます。
若いうちに除菌しておくほど、将来の胃腸系疾患のリスクが低減されると言われています。
特に20代から40代の世代には検査されることをお勧めします。
ピロリ菌検査から除菌までの流れは以下の通りです。
1.定期健康診断のオプションでピロリ菌検査を実施
2.陽性と判明
3.一週間の投薬(錠剤の飲み薬)
4.投薬終了から3カ月後、除菌できているかの検査(呼気検査)
5.さらに一週間後、除菌結果判明。
全体期間は約4カ月、費用は自由診療で約2万円です。
除菌後、明らかに体調がよくなり、体質が改善したような気がします。
投薬期間だけお酒を抜かないといけない意外は特に不便や負担感はありません。
関心のある方は検査をしてみてくださいね。
朝晩はすっかり肌寒くなり、秋の訪れを感じる毎日となりました。
今日から11月。
今年も残り2カ月となりました。
10月26日、小泉進次郎氏が主導する自民党の小委員会で、雇用・年金・医療介護についての新たな提言がありました。
このなかで私は、医療介護分野の、「健康ゴールド免許」に注目しました。
これは、非喫煙者や健康診断を定期受診するなど、自身の健康管理に積極的に取り組む人に対して、医療費の自己負担を低減する制度です。
具体的には、現状の3割負担から2割負担に引き下げるとのこと。
このような取り組みについて、私は賛成します。
こうした仕組みがあることで私たちの健康に対する関心が増し、長い目でみれば医療費の抑制につながるのではないでしょうか。
民間の生命保険では、顧客の健康リスクにおうじて保険料率を変えるという仕組みは、すでに始まっています。
その一例を以下にご紹介します。
<保険料が安くなる例>
・非喫煙者だと保険料が最大30%割り引かれる死亡保険
・契約後、入院や手術をしないか、あっても軽微な入院のみの場合には、5年ごとに保険料が割り引かれる医療保険
逆に既往症等により保険料が割高になる場合もあります。
このように生命保険分野では、リスク細分化を実施することで顧客に対して契約の公平性を保とうとしています。
またリスク応分の保険料をご負担いただくことで、将来の保険金支払いに対し安定性と安全性を高めています。
そしてこのリスク細分化の傾向はますます加速しています。
リスク細分化による保険料率の増減は、各保険会社の差別化ポイントにもなっていて、競争原理が働くことで、商品開発を活発化するインセンティブにもなっているからです。
公的な社会保障制度も、このような民間の取り組みを大いに参考にして欲しいと思います。
私たちは、まずは、自分の健康維持や増進について自助努力が大切です。
それには、よく働く、バランスのとれた食事をする、適度な運動をする、十分な睡眠をとる、感性的な悩みをしない、ことです。
それでも、病気になったり事故にあったりする場合もあります。
そんなときは、困った人を社会全体で手を差し伸べて助ける。
それを可能にする相互扶助のインフラが物心両面で整っている。
将来もそんな社会であって欲しいですね。
10月に入りました。
東京の9月は雨が多かったですね。
今月は、天気に恵まれて、スポーツの秋、食欲の秋、芸術の秋を満喫できるような清々しい1カ月になるといいですね。
政府は9月26日、年金機能強化法改正案を閣議決定しました。
これは、従来、国民年金と厚生年金を合わせて25年間だった年金受給資格期間を10年間に短縮するものです。
つまり、10年以上、年金保険料を支払っていれば、わずかでも老後に年金が受取れる制度です。
これによって、年金を受け取れる高齢者が増えます。
私はこれはこれで良い改正だと思います。
私自身、現在44歳で、22歳から年金保険料を支払っていますから、すでに受給権は得たことになります。
しかし、少子化、長寿化、高齢化社会の本質的な問題解決は、65歳以降も働いて所得を得る人が増えることだと思っています。
現在、65歳から年金を受取れますが、65歳の人の平均余命はざっと90歳。
今や「人生80年」ではなく、「人生90年」の時代が到来しています。
65歳から25年間も年金を受取る世代が増え続ける一方で、それを支える現役世帯の人数は減るわけですから、年金制度が危ぶまれるのは当然です。
私は、生涯現役を目指したいと思います。
例えば80代でも所得を得て、税金を納める。
一定以上の所得のため年金は受取らない。
毎日忙しく仕事をして、よい生活習慣を持続させて、健康を維持して、医療費も使わない。
こんな人生を送りたいと思っています。
私はこのような人生に生きがいを感じます。
そしてそれは、結果として社会貢献にもなると思っています。
それを実現できる「働き方」をこれからも考えていきたいと思います。
みなさまはどのようにお考えですか?
私が、このような価値観を持つようになったのはある人との出会いがきっかけです。
田中真澄という方です。
現在80歳になっても、現役でバリバリ仕事をしています。
その田中真澄氏が久しぶりに講演をされます。
私は過去5回聴いていますが、聴くたびに新たな希望と気づきをもらっています。
もしご興味あれば以下をご覧ください。
今日から9月がスタートしました。
台風も過ぎ、朝晩は秋の訪れを思わせるような爽やかな風を感じるようになりました。
先月は、リオ・オリンピックの15日間、本当に盛り上がりました。
日本が獲得したメダルは、金12、銀8、銅21の合計41個。
合計メダル数は過去最高とのこと。
閉幕から少し時間は経ちましたが、メダルを獲得した選手や競技を振り返ると、今でも感動がよみがってきます。
陸上男子4×100mリレーの銀メダルのシーンは10回以上繰り返し観てしまいました。
本当にすばらしいスポーツの祭典でした。
今回、各国の選手のなかには、残念なことに、大会前、大会中を通じて、不正もありました。
ドーピング問題、虚偽の強盗被害証言、その他不適切行為など。
しかし日本人選手にはそのような不正行為はありませんでした。
私はこれを誇りに思います。
大会前に代表候補選手が違法賭博行為の発覚により処分を受けましたが、これも水際のコンプライアンス体制がしっかりしていたとも思えます。
また卓球では、水谷準選手がシングルスで銅メダルを獲得し、日本人初の卓球シングルスでのオリンピックメダリストとなりました。
この卓球で、各国選手が使用するラケットラバーが物議をよびました。
ラバーの裏面に塗布されるブースターと呼ばれる補助剤です。
裏面にこの補助剤を塗布すると、ラバーの反発力が強化され、スピード、威力が増し、ボールコントロールも安定するといいます。
使うと試合は圧倒的に有利になります。
しかし、この補助剤は、国際卓球連盟が使用を禁止しています。
つまり、違法ラバーです。
ところが、現実には、検査体制の甘さもあり、各国の多くの選手がこの違法ラバーを使用していると言います。
水谷選手は、この違法ラバーを一切使用しませんでした。
不正が横行する環境に屈せず、正々堂々、フェアプレーで試合にのぞみ、そして見事に銅メダルを獲得。
れこそが私たちが学ぶスポーツマンシップだと思います。
ビジネスでも、儲けを優先することで不正を行なう企業があります。
しかし、そんな企業は長続きしません。
人として何が正しいかを判断基準とし、誰にも負けない努力で勝利をつかむ。
その重要性をオリンピック選手から学ぶことができました。
4年後はいよいよ東京オリンピック。
日本人にふさわしい、フェアプレーのオリンピックを目指して欲しいと思います。
私自身も、4年後の東京オリンピックを心から楽しめるように、毎日を全力で過ごしたいと思います。
8月に入りました。
東京もやっと梅雨明けし、これから夏本番です。
昨日の都知事選の結果がでました。
政党の推薦を受けずに出馬した小池百合子氏が290万票を獲得して圧勝。
初の東京都知事が誕生しました。
小池氏は、舛添前都知事の辞任の直後から出馬の意向を示し、その後、政党組織の反対を押し切って出馬。
ご本人も「崖から飛び降りる覚悟」と表現したように、まさに退路を断っての選挙戦でした。
その終始一貫した主体性や覚悟、ぶれない姿勢が有権者の心を掴んだのだと思います。
また今回の選挙では、インターネットやSNSの普及で、個人のパワーが組織に十分に対抗できる環境になってきているとも感じました。
この点は、政治の世界だけでなく、ビジネス界でも、個人事業や中小企業にとってはチャンスが広がっているのだと思います。
それにしても、女性の活躍が目覚しいです。
秋のアメリカ大統領選挙では、女性初の大統領誕生が現実味を帯びてきています。
当社のお客様でも女性の起業者が増えました。
日本はこれから人口が減ります。
そのなかで国の経済生産性を高めるには、女性の活躍が不可欠です。
そのためには、女性の産前産後の勤務環境や職場復帰、待機児童の問題など、女性がより経済参画しやすい環境づくりは急務です。
そういう意味では首都東京の知事に女性が就任されたことは有意義だと思います。
今週末にはリオ五輪が開幕し、その後は一気に東京五輪へのムードが高まることでしょう。
新都知事には、4年間、東京の顔としてしっかりと舵取りをしていただきたいと思います。
7月になりました。
早いもので今年も今日から後半がはじまりました。
先日、イギリスで、EUからの「離脱」か「残留」かを問う、国民投票が実施されました。
結果は、「離脱」。
事前の予測は「残留」ということもあり、結果を受けてからのイギリス国内世論や世界の金融マーケットは大騒ぎとなりました。
面白半分で「離脱」に投票した若者から、まさか「離脱」になるとは思わなかった、結果に後悔している、投票をやり直したいなどと後悔の声も聞こえてきました。
現状に対する不満から、外部環境が変われば、自分自身の境遇も変わると思い、安易に変化を求めた結果なのかもしれません。
やはり、今の境遇の原因を自分自身に向けて、境遇を変えるためには自分自身を変えなくてはならない。
このことは万国共通の原理原則なのだと思います。
国民投票は私たち日本人にとっても他人事ではありません。
日本国憲法には国民投票について以下のように規定しています。
第九六条 【憲法改正の手続、その公布】
この憲法の改正は、各議院の総議員の三分の二以上の賛成で、国会が、これを発議し、国民に提案してその承認を経なければならない。この承認には、特別の国民投票又は国会の定める選挙の際行はれる投票において、その過半数の賛成を必要とする。
つまり、衆議院・参議院それぞれで2/3以上の賛成があれば、憲法改正についての国民投票は可能となります。
現在の自公連立与党の衆参両議院の勢力をみると、国民投票の実現可能性は低くないと思います。
もし日本で国民投票が実施された場合、自分の一票に責任と自覚を持たなければいけないと改めて感じます。
一票は国を変える力がある。
イギリスの国民投票をみて強く感じました。
7月10日に参議院選挙があります。
この選挙も重要な選挙です。
私自身も一人の有権者として、しっかりとした投票行動を取りたいと思っています。
今日から6月がスタートしました。
一年の半分を迎え、気を引き締めて今月も取り組みたいと思います。
5月27日に米国のオバマ大統領が被爆地広島を訪れました。
国内世論はおおむねオバマ大統領の訪問とスピーチを高く評価しました。
特に私は、被爆者の方々や広島市民が「謝罪」の声を大にせず、紳士的な態度で大統領を迎えたことに対して心から敬意を表したいと思います。
こういう姿勢は日本人の持つ気質であり、誇りに思います。
私は過去に、戦争の本質を知ろうと、書籍を読んだり資料館を訪問したりしました。
その経験を通じ不勉強ながらも感じたことがあります。
それは、かつての敵国に対して、「恨み」や「憎しみ」のようなものを感じないこと。
70年前、命をかけて戦った先輩方は、「恨み」や「憎しみ」も洗い流してくれたように思います。
そして未来に希望を向けたからこそ、その後の戦後復興や高度経済成長が実現できたのだと思います。
私たちが今、平和な暮らしができるのは、そうした先輩方の存在があったからです。
オバマ大統領と被爆者の方との抱擁をみたとき、謝罪の言葉はなくても、思いは十分に伝わったと感じました。
過去と他人は変えられない。
未来と自分は変えられる。
これは国も会社も個人も同じです。
これからも平和な日常が続くといいですね。
新年度がはじまったかと思ったら、もう5月。
大型連休でお休み中の方も多いかと思います。
お車を運転される方は安全運転でお過ごしください。
三菱自動車の燃費不正問題がクローズアップされていますね。
同社は2000年と2004年にリコール隠しの不正をしており、燃費データの不正については、1990年代から行なっているとの報道もあり、消費者の一人として落胆しています。
最近、大手企業の不正問題が目に付きます。
こうした問題を目にして、私なりに、「お客様目線」について考えてみました。
「お客様目線」という言葉は聞きなれた言葉になっています。
しかし、実践出来ているかというと、疑問です。
私は、お客様というのは、実際にモノを使用したり、直接サービスを受ける、消費者だと考えています。
売ってくれる代理店であったり、社内の上司であったり、株主ではありません。
会社組織が誰に目を向けるか?
これがぶれてしまうと「お客様目線」もぶれてしまうのだと思います。
小さな子供が、母親が目を離した隙に転ぶと泣きます。
これは、転んだことを気付いて欲しい気持ちと、痛みを知って欲しい気持ちからだと思います。
母親が、たいして痛くはないはずだと思っても、子供の気持ちになって、
心から「痛かったね」と思って接してあげれば子供は泣き止むのだと思います。
モノやサービスの提供者である企業からみれば、消費者は私も含めて子供のようなものです。
燃費データを騙すことなんて簡単なのでしょう。
知識や情報などに圧倒的な差があるからです。
少しでも燃料費を軽減したい、環境に優しい車に乗りたいと思って、公表された燃費データを信じて三菱自動車の車を買ったお客様がいます。
そのお客様にとって、この不正はすごく痛いことです。
企業が痛いのではなく、お客様が痛いのです。
お客様の立場になって、会社全体がこのお客様の痛みを理解できるか。
これが信用復活の鍵となるのだと思います。
お客様から「ありがとう」と言ってもらえるモノやサービスを提供する。
お客様から評価されないかぎり企業の存続はない。
何をすればお客様に喜んでもらえるか。
この視点を貫くことでしか、「お客様目線」にはなれないと感じました。
当社も私も、本当の意味での、「お客様目線」をもっと磨かなければならないと改めて気を引き締めました。
本日は4月1日。
本日から新年度がはじまる会社も多いかと思います。
当社も、本日から節目となる第10期目がはじまりました。
東京は桜が満開となり、まさに春爛漫です。
先日、お世話になっている会社の研修室を訪問する機会がありました。
広い研修室のテーブルには、一人ひとりの氏名が記載された資料が置いてありました。
聞くと、本日開催される入社式の準備資料だそうです。
数えてみると40数名。
初々しい新入社員があの研修室で入社式にのぞむことを思うと、私自身も身が引き締まる思いです。
私にとって4月ははじまりの月です。
子どもの頃は入学式、新学期が4月。
社会人になってからも、新卒で入った会社も、転職した保険会社も、入社式は4月であり新年度でした。
そして独立して作った当社も3月決算。
ゆえに4月が新年度となります。
昨日までの良いことも悪いことも、全部、リセット。
私にとっては、すべてを0にしてまたはじまるのが4月1日です。
ビジネスマンにとってのお正月といってもいい日です。
私は、新年度にあたり、以下の言葉を思い出しています。
「人生は今日が始まり。昨日まではリハーサル。今日から本番。」
過去7,000回の講演と、90冊を超える著書を出版されている、田中真澄氏の言葉です。
80歳になる今も現役でパワフルに仕事をされています。
昨日までに区切りをつけて、今日からが始まりと強く意識して、また一年間、頑張ります。
今年度も一年間、宜しくお願いいたします。
今日は3月1日。
年度末の会社も多いと思います。
当社も今月が決算ですので、悔いの残らないような1ヶ月を送りたいと思います。
日銀のマイナス金利政策を受けた保険会社の動きが相次いでいます。
保険会社各社では、一部の貯蓄性商品について、予定利率改定による保険料引き上げ、または販売停止、前払い割引の縮小などの対応を急ピッチで進めています。
すでに販売停止になっている商品もありますが、4月以降からの改定という商品もあります。
この対応は、日銀のマイナス金利導入により、長期金利が下がったことに起因します。
今日は、「長期金利が下がるとなぜ保険料が上がるのか?」ということについて解説してみます。
保険会社は、死亡率・予定利率・事業費率の3つの要素で保険料を決めています。
今回の長期金利低下は、このうちの「予定利率」が関係しています。
保険会社は預かった保険料を国債などで運用しています。
この将来にわたる保険会社としての「運用の利回り予測」を予定利率と言います。
※預金等の利率や利回りとは違う点に注意
元本100円を金利5%で10年運用すると105円(単利の場合)。
もし金利が3%に下がったとして、10年後に上記と同じ105円にしなくてはならない場合、102円の元本が必要になります(105円/1.03)。
この元本を保険料と考えると分かりやすいかと思います。
<10年後に105円にするための必要元本>
金利(予定利率)5%⇒元本(保険料)100円
金利(予定利率)3%⇒元本(保険料)102円
この場合、予定利率が2%下がったことで、保険料は2円上がったことになります。
つまり、
予定利率 高 ⇒ 保険料 低
予定利率 低 ⇒ 保険料 高
こういう関係が成り立ちます。
非常に簡略化した論理ですが、これが予定利率と保険料の関係です。
今回、日銀のマイナス金利導入⇒長期金利低下⇒保険会社の予定利率低下⇒保険料UP、という流れになっています。
欧州では、マイナス金利を現在の-0.3%から、さらに下げるような市場予測もあるようです。
日銀の追加政策がどうなるかは不明ですが、しばらくは、歴史的な超低金利の傾向は続くでしょう。
3月中は現行の予定利率を維持する保険会社もあります。
貯蓄性の高い保険商品をお考えの場合には、情報収集を早めにされたほうがよいかもしれません。
保険会社や商品改定の動向についてご興味ある方はお気軽にお問い合わせください。
1月もあっという間に過ぎ、今日から2月がはじまりました。
1月29日、日銀は、マイナス金利政策の導入を決めました。
これは日本では史上初のことです。
事前の市場予測もされていないサプライズだったので、国内を含む世界の金融市場ですぐに反応しました。
私自身、言葉や理論は知っていましたが、現実に導入されたことは驚きました。
本当にいろいろな金融政策があるんですね。
今回のマイナス金利政策は、民間銀行が日銀に預ける当座預金の一部に0.1%の金利を課すものです。
これは2月16日からとのこと。
通常は、お金を預けると金利を受け取れますが、逆に金利を払うことになります。
だから、民間銀行は、余ったお金を預けると損失になってしまうので、
株を買ったり、企業へ融資する方向にお金を流す行動に移すだろうと日銀は思惑しているのです。
また、これにより、金利がさらに低下し、円が売られ、外貨が買われることで、円安効果も狙っています。
・市中にお金が出回ることでインフレに。
・さらに消費や消費が喚起されることで景気UP。
・円安による輸出増で企業業績UP。
このような効果も狙っているのですね。
結果はどうなるか分かりませんが、私は、日銀のチャレンジ精神とデフレ脱却・景気回復への強い意志力を感じます。
京セラ創業者の稲盛和夫氏が作った京セラフィロソフィーの第44項は、「チャレンジ精神をもつ」です。
そのなかに次の一文があります。
「人はえてして変化を好まず、現状を守ろうとしがちです。しかし新しいことや困難なのことにチャレンジせず、現状に甘んじることは、すでに退歩が始まっていることを意味します。」
今回の日銀のチャレンジが、世界金融マーケットの混乱を収束させるきっかけになればよいと願っています。
私自身も、変化することを恐れず、困難に直面したときこそ、チャレンジする攻めの精神を持ちたいと思います。
新年明けましておめでとうございます!
2016年がはじまりました。
今日から仕事初めの方も多いと思います。
本年も宜しくお願いいたします。
今年は申年。
干支は、十干が丙、十二支が申の「丙申(ひのえさる)」です。
干支は10と12の最小公倍数なので、常に60年に一度の周期で同じ干支になります。
前回の丙申は60年前の1956年でした。
60年前はどのような年だったのでしょうか。
1956年というと戦後11年目の年です。
その年の主な出来事は以下の通りです。
・好景気が続き、経済白書に、「もはや戦後ではない」と掲載された。
・国際連合に加盟し、国際社会の一員となった。
あの敗戦から11年後にこのような力強いメッセージが発進されていたことに驚きました。
戦後復興を支えた先輩たちから現在を見れば、
「バブル崩壊から20年も経って何をモタモタやってる!」と叱責されるかもしれません。
今年が60年前と同じように、「もはやデフレではない」とか「もはや不況ではない」となればいいですね。
今年は、7月に参議院選挙、8月にリオ五輪があります。
株価を重視する安倍政権を考えると、参議院選挙を控えた前半は株価が好調なのかなとも思います。
またリオ五輪が終わると、一気に2020年の東京五輪に意識が向かい、国全体の気分が高揚し、本格的な好景気がくるかもなとか思ったりしています。
とはいってもマクロ環境は、当社のような小さな会社にはほとんど関係なく、関係あるのは常に「自らの具体的な行動」しかないと、気を引き締めているところです。
今年も、「良いことしか考えない」と心がけ、明るく前向きに過ごしていきます。
今年一年がみなさまにとってもよい年であることを祈念いたします。
本日は12月1日。
早いもので今年もあと1ヶ月となりました。
残り1枚になったカレンダーをみて、悔いの残らない1ヶ月を過ごし、1年の締めくくりを有意義にしたいと思っています。
私は、元旦に、先祖の菩提寺へ出かけお墓参りをし、その後、神社で初詣の参拝をしています。
クリスマスシーズンになればイルミネーションを楽しみ、人並みにパーティーにも参加したりします。
また山に登ればご来光に手を合わせ、街中に神社を見つければお賽銭を入れてお参りすることもあります。
さらに、友人知人の結婚式に呼ばれ、式場が教会であれば、神父さんまたは牧師さんの指示に従い、他の参列者と一緒に賛美歌を合唱します。
こういう確固たる宗教感がない人間は欧米や一神教の国々や人々から不信に思われるそうですね。
仏教、神教、キリスト教などいろいろな宗教の行事に参加したりすることは、信念がない人間で信用できないとなるのでしょうか。
しかし、日本では、私のように行動する人は少なくありません。
宗教をカルチャー(文化)やイベントとして捉える傾向にもあるのかもしれません。
日本では古来から八百万(やおよろず)の神がいる国と信じられてきて、
いろいろな神様や信仰が共存できる土壌があるのだと思います。
それは、互いの「違い」を認め、協調することを意味しているだと思います。
考え方や宗教が違っても、相手が悪ではないからです。
フランスのテロや欧米諸国のその後の反撃をみたときに、多神教であるがゆえに、他者との違いを受け容れやすい、日本人の役割もあるのではないかと感じました。
いつか戦争や争いのない世界になればと心から願います。
私自身は、明朗愛和の精神を心がけたいと思います。
11月に入りました。
今日の東京は冷たい小雨交じりの天気で、秋というより初冬を思わせる寒い朝を迎えました。
季節の変わり目で体調を崩されている方も多いようです。
体調管理に気をつけながら、また新たな1ヵ月をお過ごしください。
先日、お客様企業のある社長が雑談で次のようなことを話されました。
「担当営業の対応が悪すぎたので、その会社との取引きを止めた。」
一担当営業の問題で会社全体の取引きを停止するのは厳し過ぎるのではという向きもあると思いますが、「一事が万事だから」というのがその理由でした。
つまり、一担当者の姿勢は、会社全体の体質を表していると判断されたのでした。
横浜市のマンション1棟が傾いたことで発覚した、旭化成建材の杭打ちデータ改ざん問題。
この問題が収拾せず、ますます混迷しています。
発覚当初、同一の現場責任者の案件で他の不正も見つかり、会社側もマスコミも、この一人の責任者の問題のように示唆しました。
しかし、調査を進めていくうちに、この責任者が関与しない案件での不正が複数見つかり、会社ぐるみの問題である可能性が濃厚となってきました。
まさに「一事が万事」だったのでした。
会社がいくらルールを定めても、実際に運用する役職員のモラルがないと、意味がありません。
京セラ創業者の稲盛和夫氏は、人生(仕事)を成功させるための方程式として次のような数式を表しています。
人生(仕事)の結果=考え方×熱意×能力
そして、熱意と能力は0からプラスしかないが、考え方にはマイナスもあると説いています。
つまり考え方がマイナスだとどんなに熱意や能力があっても結果がマイナスになってしまう。
むしろ熱意や能力が高いほど、考え方によって、マイナスも大きくなってしまうと言っています。
まず大切なことは、「考え方」であり、これは会社も個人も同じですね。
私自身も社会に生きる人間の一人として肝に銘じたいと思います。
本日から10月がスタートしました。
下半期のスタートにあたり、心機一転、新鮮な気持ちで仕事に取り組みたいと思います。
私の本業は生命保険の代理店事業です。
その傍ら、文化活動として長く書道を習っています。
きっかけは、高校のときに師である田岡正堂先生と出会い、以来、ずっと続けています。
田岡先生は2年前、79歳でご逝去されましたが、日展審査員を経て日展評議員となり、日本を代表する書家の一人として活躍されました。
現在、私の師は田岡先生の跡を引き継がれた近藤北濤先生(現日大豊山女子中学高校校長)です。
私は、現在、近藤先生の指導を受けながら、毎日書道会会員・創玄書道会審査会員・鷗友書道会理事という立場で書活動をしています。
実は、先月、9月6日(日)に私主催でお習字教室をはじめて開催しました。
地域で懇意にしているご家族と友人、知人、私の家族など、本当に身近な間柄だけでのお習字教室ですが、大変有意義な時間となりました。
大人も子供も一緒で、小学2年と4年のお子様も参加されました。
テキストは、大人が古典臨書(王義之の蘭亭序)、子供は鷗友書道会発行の「書」の題材から。
私が手本を書き、約2時間、みなさん真剣にお習字をされました。
田岡先生は、自ら教員として教壇に立ち、弟子の多くを教員に育て、教育の場で書道の普及活動に大きく貢献されました。
私も微力ながら、師に習ったことをこれから少しずつ伝えていきたいと思っています。
本日から9月に入りました。
東京は、8月前半の猛暑が嘘のように、涼しい日々が続いています。
スーパーには秋刀魚がならび、秋の到来を感じる季節になりました。
先月の8月は私にとって、印象深い月となりました。
実は、8月上旬、私宛に、日本骨髄バンクから通知が届きました。
白血病などで苦しんでいる患者さんへの、骨髄または末梢血幹細胞提供についてのご案内です。
私は、4年半前の2011年2月にドナー登録をしました。
4年半を経て、私のHLA型(白血球の型)と適合する患者さんが現れ、私が提供者の一人として選ばれたのです。
私の体が人の役に立つ。場合によっては命を救うこともできるかもしれない。
そんな思いを胸に、即座にコーディネートを希望し、健康告知等の書類を返送しました。
しかし、その10日後、骨髄バンクからの連絡は残念なものでした。
なんと、私の健康上の問題で、骨髄等の提供はできず、コーディネートは進められないとのこと。
つまり、候補者から外されてしまいました。
最大の理由は、「腰痛」です。
実は、7月にふとした動作から腰を痛め、その後、整骨院に4度通院しました。
もう痛みはなくなりましたが、まだ通院中です。
この腰痛、骨髄を抽出するための手術をした際、腰痛を悪化させる原因になるそうです。
そのため、安全をみて、今回、私は断わられました。
また、インプラントの2次手術と、親知らずの抜歯が直近で控えていることも理由の一部だったかもしれません。
私は、2年間の保留となりました。
2年後以降、また適合する患者さんが現れれば提供者の候補に選ばれるかもしれません。
そのときまで、健康管理に努めたいと思っています。
と同時に、今回のプロセスを体験して、しっかりした仕組みになっていると感じました。
日本の骨髄移植医療は安心できると思いました。
ところで、血液型というと、A型、B型、O型、AB型と分かれていますが、これは赤血球の型です。
赤血球は4種類プラスRHの+と-しかありません。
だから同じ血液型を探すのは比較的簡単で輸血なども普及しています。
しかし、白血球の型は、数万種類あると言われています。
数万分の一の確率でしか、適合者は現れないのが現実です。
骨髄移植医療の難しさはここにあるわけですね。
この問題を改善するには、ドナー登録者の数を増やすことしかありません。
ドナー登録は、全国の献血センターで2mlの採決だけで簡単にできます。
私は、少しでも多くの方がドナー登録することで、一人でも多くの患者さんが助かることを願っています。
ご興味ある方は、以下、日本骨髄バンクのサイトをご覧ください。
日本骨髄バンク8月に入りました。
夏本番。
毎日暑い日が続きますが、今年も夏を楽しみたいと思います。
夏といえば高校野球。
6日に甲子園大会が開幕。
本日3日午後に組み合わせ抽選会です。
東京在住の私にとって、今年の注目は、何と言っても早実の清宮幸太郎選手。
すでにマスコミでも注目されているのでご存知の方も多いと思います。
中学のシニア時代から注目され、高校では春の大会でデビュー。
春の大会が3月から始まるため、まだ入学していない清宮は当初ベンチに入れず。
しかし学校はベンチ入り選手の枠を空けて待ち、入学即、背番号を与え、入学3日後に春の大会でスタメン。
そしてすぐヒットを打ち、その後の試合では特大ホームランを打ちました。
そのまま夏の予選を迎え、西東京大会に出場。
夏の予選は20打数10安打と期待通りの活躍をして、見事、甲子園の切符を手に入れました。
1年生、はじめの夏から甲子園に行けたことも、彼の運を感じます。
1年生からスラッガーとしてこれだけ注目された選手は、あの清原以来ではないでしょうか。
是非、甲子園で大活躍して欲しいですね。
私の母校は残念ながらベスト16で終わってしまいました。
また来年に期待です。
ところで、母校の野球部コーチなどによると、グランド内の気温は昔より高くなっているようです。
昔は練習中に水を飲むことは禁止されていましたが、今では、むしろ積極的に飲ませているそうです。
それも水やお茶では熱中症予防には不十分で、専用のスポーツドリンクを飲ませているそうです。
東京の夏は、もう根性論で何とかなるようなレベルではないのでしょうね。
2020年の東京オリンピックでは競技場やエンブレムの問題で揺れていますが、実際、開催期間中は、海外選手たちの熱中症対策を考えるべきでしょう。
せっかくオリンピックを開催したのに、選手が暑さでバタバタ倒れて、それをみた外国人に、「日本には行きたくない」と思われたら元も子もありませんから。
みなさまも熱中症に気をつけてください。
あと、水の事故も増えているようですね。
特に小さなお子様がいらっしゃるかたは、海や川、プールでは十分に気をつけてください。
本日は、7月1日。
2015年も折り返し地点を過ぎ、今日から後半戦となりました。
先日、勇心会という勉強会で講演をさせていただきました。
会社のNO.2以下を中心とした若手ビジネスマンが集まる勉強会です。
与えられたテーマは、「心に羅針盤を持つ」。
羅針盤=判断基準 です。
講演前に今までの経験を振り返り、私の羅針盤は以下の通りとしました。
「人間として何が正しいかを判断基準とする」
これは稲盛和夫氏の箴言でもあります。
決断を迫られたとき、迷ったとき、人間として正しいと思う方を選択する。
これを判断基準とすれば大きな間違いは起こらないと改めて考えました。
しかし、「何が正しいか」を見極めることは簡単ではありません。
正しいと思ったことが、逆に悪いことかもしれません。
それを磨くのは人間関係だと思います。
家族であり、お客様であり、仕事上のパートナーであり。
結局は、日々の人間関係のなかで、倫理感や道徳感、価値感が磨かれるのだと思います。
そうしたなかで、「何が正しいか」を育んでいくのではないでしょうか。
ダイヤモンドはダイヤモンドでしか磨けないように、人も人でしか磨かれないのではないでしょうか。
そうなると、「どんな人と付き合うか」が重要ですね。
「人は鏡」と言います。
自分を磨き、よい人との縁を大切にして、「人間として何が正しいか」という判断基準をしっかりと持ちたいものです。
本日から6月がスタート。
早いもので今月で一年の半分が終了します。
5月は、鹿児島の口永良部島新岳の噴火、小笠原沖M8.1の地震など、自然災害が目立ちました。
犠牲者がでなかったことは幸いでしたが、国内ではどこにいても油断はできず、私自身も備えは十分にしておこうと気持ちを改めました。
その一方で、経済は好調のようです。
特に株価は好調でちょっとトピックスを抜きだすと以下のようなことが挙げられます。
・株価11日間連続上昇 27年ぶり
・5月の上げ幅 21年ぶり
・東証一部時価総額過去最高を更新 25年ぶり
もちろん、株価やその他のマクロ的な経済指標が、私を含めた個人の家計や会社の業績に必ずしも比例するわけではありません。
しかし、何となくでも「景気がよくなっているんだな」と感じることができると、気持ちは前向きにはなれます。
私は、あまり難しいことを考えず、ただ単純に、「景気がよくなっている、今後、もっとよくなる。」と思うようにしています。
そして、そのよい流れに乗り遅れないように、日々、できること、やるべきことを全力で頑張ることが大切だと信じています。
京セラ創業者の稲盛和夫氏の言葉に以下のような一文があります。
「楽観的に構想し、悲観的に計画し、楽観的に実行する」
プランニングは現実的に悲観的にするが、いざ実行するときは、楽観的に行動する。
言い換えれば、悲観的な実行や行動は避けるべきということでもあります。
「病は気から」「景気」。
やはり気持ちの持ちようが大切なのだと思います。
よい指標は素直に受け止めて、日々、楽観的に行動していきたいですね。
みなさまにとっても今月もよい一ヶ月となることを願っています。
今日は5月1日。
連休に入っている方も多いと思います。
初夏を思わせるような天候が続きますが、連休中も天気がいいようです。
お出かけされる方は休日をお楽しみください。
先日、春の高校野球、東京大会が終了しました。
今回、母校、佼成学園は準優勝。
4年ぶりに関東大会進出となりました。
私は、準々決勝の帝京高校戦と準決勝の東海大菅生高校戦を観戦しに行きました。
球場は神宮第二。
帝京とは、6-1。
菅生とは、8-5。
帝京は私が野球部にいた頃から強豪で、私の1つ上の世代は、のちにプロに行った吉岡という選手がいて、甲子園で優勝しています。
また菅生は先日の甲子園センバツ大会に出場しており、西東京の強豪です。
この2校に勝ったことは、私にとっては大変な快事でした。
しかし、決勝は日大三高と対戦し、4-25という屈辱的な大差で敗戦してしまいました。
残念ですが、夏に雪辱を果たし、是非、甲子園を実現して欲しいと思います。
日大三高戦を観戦した先輩OBが次のように言っていました。
「試合は大差で負けた。しかし、礼儀やマナーでは負けていなかった。
母校の選手のスポーツマンシップ溢れる振る舞いはすばらしかった。」
高校野球も学校教育の一環です。
勝つことも大切ですが、もっと高校生としてスポーツマンとして大切なことがある。
大差で負けても腐らず、先輩OBにこのように思わせる後輩たちを誇りに思います。
これからも「謙虚にして驕らず」、夏に向けて頑張って欲しいですね。
本日は4月1日。
本日から新年度がはじまる会社も多いかと思います。
当社も、本日から第9期目がはじまりました。
東京は桜が満開となり、まさに春爛漫。
私は一年のなかで4月が一番好きです。
子どもの頃からずっと4月がはじまりの月だったからです。
子どもの頃は入学式、新学期が4月。
社会人になってからも、新卒で入った会社も、転職した保険会社も、入社式は4月であり新年度でした。
そして独立して作った当社も3月決算。
ゆえに4月が新年度となります。
昨日までの良いことも悪いことも、全部、リセット。
私にとっては、すべてを0にしてまたはじまるのが4月1日です。
ビジネスマンにとってのお正月といってもいい日です。
私の机の横には、稲盛和夫氏の箴言集を綴った日めくりカレンダーがあります。
本日1日のカレンダーには次のように書かれています。
===
「新しい計画を実現する」
「新しき計画の成就は、ただ不屈不撓の一心にあり。
さらばひたむきにただ想え。気高く強く一筋に」
===
後段は中村天風氏の言葉からの引用です。
一年の計は元旦にあり。
ビジネスマンの計は4月1日にあり。
私も本日、今年度の目標を立てようと思います。
今年度も一年間、宜しくお願いいたします。
3月となりました。
今月が年度末の会社も多いかと思います。
当社も3月決算です。
悔いを残さないようにこの1ヶ月を取り組みたいと思います。
イギリスのウィリアム王子が初来日され、2月26日から昨日3月1日まで滞在されました。
キャサリン夫人は第二子を妊娠されているとのことで、ご夫婦そろっての来日は叶いませんでしたが、私たち日本人にとっては明るい話題になりました。
王子はあのダイアナ妃のご子息ということで注目を集めました。
ダイアナ妃が初来日されたのは1986年、今から約30年前。
私はまだ14歳でしたが、あのときの大フィーバーは子どもながらに印象的でした。
今回、ウィリアム王子は、宮城県や福島県など、東日本大震災の被災地を訪問されたとのこと。
ご自身も幼い頃に大切なお母様を亡くされ、その悲しみを乗り越えた経験がある王子。
被災されたり、大切なご家族を亡くされた被災地の方々にとっては、大きな励みになったのではないでしょうか。
今月、3月11日で大震災から丸4年が経過します。
東京にいるとあのときの記憶が薄れがちになってしまいます。
しかし、被災地の方々はまだまだ厳しい現実と向き合っています。
私たちは、自分ができることをして、被災地に貢献したいと思っています。
できることと言えば、売上げを最大限に伸ばし、経費を最小限に抑え、利益を出し、1円でも多く納税することだと思っています。
そんな想いを強く抱きながら、また1ヶ月、頑張ります。
1月があっという間に過ぎ去り、2月を迎えました。
イスラム過激化組織「イスラム国」(IS)による、日本人拘束事件は、最悪の結果となってしまいました。
湯川遥菜さんに続き、昨日の朝の報道で、後藤健二さんも殺害されたとのこと。
私は、このたびの非道で残虐な行為について、日本人の一人として激しい怒りを覚えました。
本当に許されないことだと思います。
お二人のご冥福を心からお祈りするとともに、ご家族のみなさまのご心痛、心からお見舞い申し上げます。
私たちは、この事件とどう向き合えばよいのでしょうか。
このメルマガを書くにあたり私なりの意見を考えましたが、全くまとまりませんでした。
でも、「報復は報復でしか返ってこない」。
私たち日本人は、毅然として怒りを抑え、報復以外の手段でテロと向き合うしかないのだと思います。
テログループが信じること。
欧米人が信じること。
日本人が信じること。
これらはみな違います。
私は違いがあってよいと思います。
ただ、お互いに違いを認め合うこと、寛容性が大切だと感じます。
しかしその寛容性が全く通じない相手も世界にはたくさんいる。
これだけはしっかり認識すべきです。
日本人はよく宗教がないと言われます。
クリスマスを祝い、正月には神社を参拝し、お寺にいってお墓参りをする。
山に登り太陽が昇れば手を合わせ、田舎道にたまたま神社があればお賽銭を入れる。
私も多くの日本人と同様に、まったく抵抗感なく、こんな日常を送っています。
こういうのを多神教と言うのだそうです。
1つの神しか信じない、キリスト教やイスラム教に比べれば、寛容性が高いのかもしれません。
一神教で世界人口の多数を占める現代の国際社会において、違いを認めることができる多神教の日本が果たすべき役割は大きいとも言えます。
しかしそんなことは世界には通用しないのかもしれません。
今回の事件は悲しみとともに、いろいろなことを考えさせられました。
また、塩野七生著文春文庫「日本人へ 国家と歴史篇」222ページの次の一文が頭から離れません。
「中東に攻めこんで勝ったヨーロッパ人は、後にも先にもアレクサンダー大王一人である。」
みなさまはどのようにお感じになりましたか。
あけましておめでとうございます!
当社は本日より業務開始です。
今年も宜しくお願いいたします。
今年は未年ですね。
未は羊。
祥を連想される中国の吉祥動物の1つだそうです。
また群れをなすことから「家族の安泰」という意味もあるそうです。
ところで10干12支を組み合わせた干支は、乙未(きのとひつじ)。
10と12の最小公倍数は60なので、同じ干支は60年に一度しか巡ってきません。
ゆえに生まれた年の干支と同じ干支になるのが60歳のときで、暦が一巡するので「還暦」というのでした。
では60年前の今年と同じ干支、乙未の年はどんな年だったのか調べてみました。
60年前は昭和30年(1955年)。
この年の日本経済は好調でした。
昭和29年12月から昭和32年6月まで神武景気を迎え、日本経済は戦前を上回りました。
そして翌年昭和31年には、「もはや戦後ではない」と経済白書に記されたのでした。
こう振り返ると、乙未の年は、けっこういい年のような気がしますね。
今年は「もはや不況ではない」とか「もはやデフレではない」などのフレーズが登場するかもしれません。
良い一年になるといいですね。